新作『シャイン』のプレスリリース日本語訳

2007.09.10 TOPICS

ロサンジェルス、2007年7月25日 - 伝説的シンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルの、新たに設立されたヒア・ミュージック・レーベルとの 契約が発表された。ポール・マッカートニーの『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』に続くレーベル第2弾として、10曲入りのニュー・アルバム 『シャイン』がリリースされる。 USとカナダでは、『シャイン』は9月25日よりCDショップとスターバックスで販売される。

「あたらしいCDで、ヒア・ミュージックと仕事ができることをうれしく思います」とミッチェルは言う。「スターバックスとコンコード・ミュージック・グ ループは、プロジェクトのリリースに協力してくれました。 このプロジェクトは、そもそも音楽を作ることの楽しさを認識させてくれました。彼らにはとても感謝しています」

「自分の作品の中で一番シリアスなもの」だとミッチェルが称するアルバム『シャイン』には、美しいメロディ、ダークな歌詞、そして彼女の作品の中でもっと も独創的だったいくつかを思い出させるような、希薄さがある。叙情的な内容の多くは、ミッチェルの社会的、宗教的思想と、彼女の長年の環境問題の訴えを反 映している。

「肉体的、詩的両方の意味で、ジョニの声は今まで以上に力強い」とスターバックス・エンターテイメント社長で、ヒア・ミュージックを監督するケン・ロン バートは言う。「驚くべき作曲能力に加え、彼女はあらゆる意味でルネッサンス・アーティストです。 この時機を得た、非常に感動的な作品を、リリースできる事は光栄です」

『シャイン』は、創造のエネルギーの爆発から生まれている。 というのも、これはミッチェルが今年発表する作品3つのうちの1つなのだ。1つ目は、ミッチェルの音楽をもとにしたバレエ『ザ・フィドル・アンド・ザ・ド ラム』で、カルガリーのアルバータ・バレエで今年発表された。 ミッチェルは、共同クリエーター、芸術監督として参加している。2つ目は、ミッチェルによる政治色の強いヴィジュアル・アート展覧会で、秋にニューヨーク で開催される。

『シャイン』に収録されている、「イフ」(ミッチェルが好きなラドヤード・キプリングの詩がもとになっている)と、「イフ・アイ・ハド・ア・ハート」の2 曲は、2007年2月8日に上演がスタートした『ザ・フィドル・アンド・ザ・ドラム』で演奏された。 ニューヨーク・タイムズ紙は、ミッチェルの「イフ・アイ・ハド・ア・ハート」を、「彼女の曲の中でもっとも記憶に残るメロディの1つ」と評している。アル バムには、彼女の名曲「ビッグ・イエロー・タクシー」の楽しげなセルフ・カヴァーも収録されている。 この曲もやはりバレエで演奏された。

『シャイン』の収録曲は、全曲がジョニ・ミッチェルによって作曲、アレンジ、プロデュースされている。ラドヤード・キプリングの詩を使用した「イフ」以外の全曲の詞も、ミッチェルの筆による。