3年越しの開催となった自身最大規模のジャパン・ツアーのライヴレポート到着、セットリストがプレイリストとなって公開
2023年3月に大阪、名古屋、福岡、東京、横浜で敢行されたジョナス・ブルーによるジャパン・ツアーのライヴレポートが到着した。
また、ライヴのセットリストがプレイリストとなって公開された。
★ジョナス・ブルー:ジャパン・ツアー2023セットリスト: https://umj.lnk.to/JB_JP23
【東京公演ライヴレポート】
これまで幾度も日本に訪れ、様々なインタビューの中でその日本へ抱く愛とリスペクトの念を表してきた大の新日家としても知られるジョナス・ブルーが2023年3月に大阪、名古屋、福岡、東京、横浜を巡る自身最大規模のジャパン・ツアーを開催した。このツアーは、ジョナス含め多くのスタッフが長きに渡り、待ち望んだツアーだ。本公演は当初2020年3月に「Jonas Blue THE BLUE PRINT 2020 JAPAN TOUR」と題された5都市を巡るジャパン・ツアーであった。全公演ソールドアウトなだけに、多くの人々が楽しみにしていた来日公演だったが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、渡航が困難な状況となり、ツアー開催は見送りに。その後、2度の延期の末にやむを得ずに公演中止に至った。しかし、FUJI ROCK FESTIVAL’22での再来日を果たし、圧巻のステージを披露したホワイトステージでのパフォーマンスの終了と共にサプライズで今回の「JONAS BLUE JAPAN TOUR 2023」の開催を発表、そして念願のジャパン・ツアー開催を迎えた。
時刻が19時30分を過ぎた頃、オープニングDJによるセットを終え、場内は暗転。「Rise」や「Ritual」などのヒット曲のサウンドを交えたイントロサウンドで会場の心を掴むと、同郷イギリス・ロンドン出身のシンガー・ソングライターのレイ(RAYE)を迎えたシングル「By Your Side」と共にトロピカルなオープニングナンバーでライヴの幕を開けた。その後、「今夜ここに来てくれているBE:FIRSTに向けてこの曲を披露するよ」という説明と共にBE:FIRSTと発表した「Don’t Wake Me Up」をプレイ。オリジナル版を歌ったホワイ・ドント・ウィーのバージョンとマッシュアップされた特別仕様のものとなった。
また、ジャパン・ツアーを待ち望んだファンにとっては更に嬉しいことに、「これは僕の次のシングルなんだ。ぜひ楽しんで!」という説明と共にこれからリリースされる未発表曲「Finally」も披露してくれた。魅力的な女性ヴォーカルによる歌声とキャッチーなサウンドが印象的な「Finally」は瞬時に会場の心を掴み、容易に観客からのクラップが巻き起こった。
もちろん、根強いクラブのルーツをしっかり彷彿させる曲目も続々と披露してくれた。Taio Cruz「Dynamite」やDavid GuettaとMORTENによる「Element」など、クラブフレンドリーならオーディエンスが盛り上がるラインナップなどだ。クラブ繋がりで言えば、シーンの定番曲でもあり、全英ダンスチャート1位を記録したAlice Deejayの代表曲「Better Off」をサンプリングしたサム・フェルトとの最新曲「Crying On The Dance Floor」も日本で初披露された。
後半戦では「ちょっと懐かしい頃の音楽に戻るよ」というMCと共に、日本でも大人気の「Perfect Strangers」と「Mama」の2曲を立て続けに披露。ラストにジョナス・ブラザーズのメンバーでも知られるジョー・ジョナスとリリースした「I See Love」をプレイした後に、アンコール曲「Rise」を披露し、場内の大合唱でライヴを締めくくった。
自身の代表的なポップソングからクラブシーンを彷彿させる曲目までしっかりと魅せてくれたジョナス・ブルーのライヴは爽快感と多幸感に満ちたものだった。また、お得意のセルフィー撮影で何度もファンとの写真や動画撮影も行い、そのフレンドリーな性格もしっかり垣間見える時間ともなった。まだ春の心地よい季節だか、ジョナス・ブルーが見せてくれた涼しい世界に触れ、夏が待ち遠しくなった人はきっと多くいたであろう。兼ねてから本人が公言している新作アルバムプロジェクトを携えて再び日本にこの涼しさをもたらしてくれる日を心待ちにしたい。
©MasanoriMasanori
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