生誕95周年記念上映
映画『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』
 

ジャズ史上最大のカリスマ。
その短くも求道的な人生を描く、傑作ドキュメンタリー。

 
出演:ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、マッコイ・タイナー、
   ウェイン・ショーター、ベニー・ゴルソン、ジミー・ヒース、レジー・ワークマン、
   ウィントン・マルサリス、カマシ・ワシントン、カルロス・サンタナ、コモン、
   ジョン・デンスモア(ザ・ドアーズ)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)
   藤岡靖洋、デンゼル・ワシントン(コルトレーンの声)

原題:THE JOHN COLTRANE documentary/CHASING TRANE
監督:ジョン・シャインフェルド
日本語字幕:落合寿和 2016年/アメリカ/99分
配給:Eastworld Entertainment/カルチャヴィル
©MMXVII Morling Manor Music Corp. and Jowcol Music, LLC.

 

ジョン・コルトレーン (1926.9.23–1967.7.17)

マイルス・デイヴィスと並び、ジャズ史上最大のカリスマと称されるサックス・プレイヤー。
ジャズのみならず、現代にいたるアメリカ・ポピュラー音楽の歴史に多大な影響を与えたアーティスト。
1946年にプロとしてのキャリアをスタートするも、最初の10年弱は無名で陽の目を見ず、なかなかレコーディングの機会に恵まれなかった。1955年、マイルスのグループに抜擢されたことにより、その名がジャズ界に知れ渡るように。だが、当時の演奏は粗削りな部分が多く、評判は芳しいものではなかった。
その才能が覚醒したのは1957年。初期の代表作『ブルー・トレイン』やピアニストのセロニアス・モンクとの共演を経て、“シーツ・オブ・サウンド”と呼ばれた独自の奏法を確立。そして、そこからの10年間で『ジャイアント・ステップス』、『バラード』、『至上の愛』など、ジャズ史を更新する名盤を数多く発表。1966年7月には来日公演が実現。しかし、それから1年後の1967年7月に、40歳の若さで肝臓癌で急逝した。

本作品では、不遇なキャリア初期、薬とアルコール依存症から脱却し才能を開花させた1957年、そして数々の名盤を作り出していく様子を、その作品に影響をうけたアーティスト等の証言をもとに紹介するとともに、これまであまり知られることのなかった彼の家族やプライベートについても描かれる。
わずか10年間でアメリカ・ポピュラー音楽史に偉大な足跡を刻んだジャズ界最高のカリスマ、その短くも求道的な人生を描く傑作ドキュメンタリー。