日台共作のアイドル「ジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世」を、アイドル好きを自負する者は目撃せよ！

～日本のアイドル好きが台湾のアイドルにハマる理由～

先日、お台場・フジテレビ周辺で行なわれたアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL2016（TIF2016）』に初登場した台湾の未来人アイドル・ジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世が、台湾・高雄にあるメイドカフェTUKUYOMI MAID HUB.月讀館旗艦店にて、9月末の活動終了前最後となる定期イベント「未来ちゃん的月例カラオケshow」を開催した。

イベントは、未来13世がファンやスタッフと会話しながらカラオケ機器に歌いたい曲を入れて自由気ままに歌うという、日本だと考えられないくらいフランクなスタイル。歌唱中にはファンが向けたスマホやカメラに視線を送ったり顔を近づけてみたりと、サービス精神も旺盛だ。

一方、アイドル活動を始める前から行なってきたという本ショーがこの日で最後ということで、様々な想いが彼女の胸に去来したことも事実。途中には、自身の憧れでもあった、台湾の国民的歌手テレサ・テンの代表曲「時の流れに身をまかせ」を歌うなど、普段の元気で笑顔な未来13世だけではない一面も覗かせていた。

数々の日本のアイドルたちとのイベント共演によって、日本でも少しずつファンを増やしてきたジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世。ファンは、彼女のどういったところに魅力を感じるのだろうか。

在台日本人の男性ファンは、「自分の場合は台湾に仕事に赴任してきているので、他の日本のファンの方とは状況が違うんですが、台湾のアイドルイベントでたまたま未来ちゃんを観てファンになりました。台湾のアイドルの娘たちは、日本のアイドルソングやボカロ曲のカバーとか多いんですけど、未来ちゃんは全部オリジナル曲でインパクトがありましたね。だからそこから何者だろうって調べて。可愛いし、ハマってしまった感じです。」と、まだまだ黎明期が続いている台湾のアイドルシーン事情を紹介しながら、きっかけを教えてくれた。

このイベントのために訪台したという日本人の女性ファンは、「台湾というのは、人と人との近さが魅力としてあって。日本のアイドルだと物販とかの理由でどうしても距離があるんですよね。台湾だと、写真を撮るにしろ、会話するにしろ、近さがあるというのが魅力的で。」と、台湾の人たちが持つ距離感こそが魅力のひとつと語る。先に紹介した男性ファンも「他のアイドルと未来ちゃんの違いは、まずメイドカフェでメイドもしながらアイドルをやっているという点。お店に行ったら目の前でお給仕もしてくれる。めちゃくちゃ距離が近いんですよ。普通に話もできますし。そういうのは日本のアイドルではなかなかないですよね。」と、やはり彼女の魅力のひとつとして距離感を挙げていた。

一方、活動初期から応援しているという台湾人の男性ファンは、「最初はただの地元のアイドルで、だから支えようって気持ちだったんですけど、やっぱり最初から観てると、未来ちゃんが頑張っていった姿を直接目にしたり、感じたりすることがよくあって。頑張る姿や、頑張った結果として声援が増えていく瞬間を共有できたことは、僕にとって、何物にも代えがたい、彼女だからこその魅力です。」と熱弁を振るう。だからこそ、彼女のアイドル活動終了は衝撃だったようで、台湾人の女性ファンは、「9月で未来に帰っちゃうのを初めて知った時はショックでした。まだ心の整理ができてなくて、発表後のライブの時には涙が出ました。でも、未来ちゃんが決めたことだから、私も頑張って心の整理をつけて、最後まで見届けます。」と、今なお複雑な心境を抱えていることを明かしてくれた。

ジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世が活動を終了するまでに残されたイベントは、9月10日（土）に行なわれる日本での最初で最後のワンマンライブと、翌11日（日）の後夜祭ファンミ・イベント、そして台湾でのワンマンライブと、彼女を生んだTUKUYOMI MAID HUB.月讀館旗艦店でのラストイベントのみ。彼女に興味はあるものの、会う機会がこれまでなかったというすべての人たちに向けて、本稿で取り上げた日本と台湾のファンたちから、以下のような言葉と想いを託された。

「可愛さとか伝えたいことはたくさんあるんですけど、未来ちゃんは台湾人のアイドルですが、日本語の曲を歌ってますし、日本人が聞いて心にも響く。日本人が制作したオリジナル曲を歌っているというのは、すごく意味があることだと思うんです。いわば日台共作のアイドル。9月末で活動を終了してしまいますが、だからこそ、今、多くの日本のアイドル好きな人たちに知ってもらいたいです。」

「台湾の人だからそんなに日本語上手くないとか思いがちなんですけど、未来ちゃんは歌も日本語だし、修行ということで一時的に日本にも住んでいました。日本の歌でも上手く歌え、たどたどしいMCだったとしても、それはそれで魅力的だし。あと、話もしっかり聞いてくれるので、気になった人は、絶対、直接会ってほしいなって思います。」

「“未来ちゃんは可愛い”と言いたいところですが、実際はそれだけじゃない。外見的な評価だけではなく、歌を聞いて、直接話して、そのすべてに触れてほしいです。」

「歌声も笑顔もトークも最高ですから、ぜひぜひ来てください。」

そして最後のカラオケショーを終えたばかりのジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世から、今の想いと残されたイベントに向けての意気込みを最後に紹介したい。

「最初、TUKUYOMI MAID HUB.でパフォーマンスを始めたての頃って、こんな感じのカラオケショーだったんです。この形から始めて、後からオリジナル曲を歌うようになったので、今は、歌手になる前の、このお店のメイドとしての活動のひとつが終わったような感覚です。歌手じゃなくて、ただのメイドだった頃の自分を思い出して……少し淋しいですね。でも、今の自分は、多分、始まったばかりと比べると結構変わりました。最初はアイドルが何かわからなかったけど、いろいろアイドルさんとライブをやったりして、自分の出したい感じ、出し方を掴めるようになりました。そんな私の最後のイベント。今、見せたい自分を思いっきり出したいなと思います。」

【ライブ・イベント・スケジュール】

『最初で最後!! ワンマン・ライブ in Japan』

日程：2016年9月10日（土） ①12:00開演　②15:30開演　③19:00開演

会場：「渋谷LUSH」（東京都渋谷区）

料金：2,980円（チケット＋CD2枚）（※当日、会場にてドリンク代として別途500円をいただきます。）

チケット：UNIVERSAL MUSIC STOREで販売中！
https://store.universal-music.co.jp/artist/projectjjm/　

『後夜祭ファンミーティングイベント』

日程：2016年9月11日（日） ①13:00開始　②16:00開始　③19:00開始

会場：ユニバーサルミュージック本社（東京都港区赤坂）

料金：2,980円（チケット＋CD2枚）

チケット：UNIVERSAL MUSIC STOREで販売中！
https://store.universal-music.co.jp/artist/projectjjm/　　

『未來的最終個人演唱會 8→∞』
日程：2016年9月25日（日）17:00開演
会場：台湾・台北「杰克音樂」

『最終月例Live 〜1001夜的奇蹟〜』
日程：2016年9月27日（火）19:00開演
会場：台湾・高雄「Tukuyomi Maid Hub.月讀女僕餐廳五福店​」