新進気鋭のシンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリストのデヴォン・ギルフィリアンが、2ndアルバム『Love You Anyway』をFantasy Recordsからリリースすることをアナウンス。宇宙にインスパイアされたカラフルな1st SG「All I Really Wanna Do」のアニメーション・ビデオを公開した。

 
アメリカ、フィラデルフィア出身でナッシュビルを拠点とするソウル・アーティストは、新作『Love You Anyway』で、ソウル、ヒップホップ、R&B、ロックなどジャンルを縦横無尽に横断。プロデューサーにジェレミー・ルティート (ニードトゥブリーズ、ジョイ・オラドクン)を迎え、21世紀のアメリカに生きるアフリカン・アメリカン・アーティストとしての半生を歌っている。
10曲のオリジナル・トラック（すべてギルフィリアンの共作）は、公平性、自分の信じるもののために戦うこと、そして、愛について、それを見つけ、作り、人生のあらゆる側面に注ぎ込むことについての作品となっている。

「このアルバムで自分のストーリーを共有し、この国の人々の間に広がっているギャップに愛を注ぎたかったんだ。シングル「All I Really Wanna Do」は、今を生きるためのアンセムだ。愛や人生、そして自分自身を探求するためにチャンスを掴もうとする歌なんだ。愛する人と奇妙な関係でいること、そして自分自身でいることで十分であることを知るための歌なんだ。この曲を聴いて、世界中で起こっている悲しい出来事を一瞬でも忘れてほしい。私たちの周りにある美しさと喜びを、私たちが目を向け、受け取るためにオープンである限り、思い出してほしい」

 
アルバムのレコーディングが始まったのはコロナによるパンデミックの最中。アメリカ国内の政治的な亀裂が広がる中、ギルフィリアンはマーヴィン・ゲイの音楽、愛、セラピー、そして愛猫達という身近でシンプルなインスピレイションのソースを基にアルバムを構築していった。

エレガントな「All I Really Wanna Do」は、このアルバムのオープニングを飾るザ・テンプテーションズからの影響を受けた楽曲。ソウルフルな「The Recipe」と 「Right Kind of Crazy」に続いて、プリンスを彷彿とさせる「Brown Sugar Queen」、そしてスウェーデンの新星ジャニスが参加している「Better Broken」が収録されている。
「Better Broken」はビル・ウィザースのメロディの才能を思わせ、スピリチュアルな「Let The Water Flow」はジョージア州での政治的覚醒を再確認させ、「Righteous」（ナサニエル・レイトリフが参加）はアメリカの人種差別を冷静に描いている。
アルバムの最後に収録されている「Love You Anyway」で、ギルフィリアンは受け入れることの生々しいパワーと美しさを表現している。

 
アメリカ、フィラデルフィアで育ったギルフィリアンは、レイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、オーティス・レディング、テンプテーションといった、ミュージシャンである彼の父と同世代のレジェンド達を発見することは、自分と近い世代の新しいサウンドを発見するのと同じくらい刺激的であったと言う。ウータン・クラン、ノトーリアス・B.I.G.、ジェイ・Zなどからも影響を受けてきた。

2020年、デビュー・アルバム『Black Hole Rainbow』でシーンに躍り出た彼は、NPR、New York Timesなど、多くのメディアから熱烈な賞賛を受けた。そして同年末、マーヴィン・ゲイの名作『What’s Going On』をリメイクし、有色人種の低所得者コミュニティのための資金調達や、民主主義プロセスを巡るリソースと教育の為に寄付をしている。

 
アルバム『Love You Anyway』で、ギルフィリアンは、先人たちの生々しくセクシーな感情と、R&Bやヒップホップの次世代プロダクションのグルーヴを呼び起こし、ソウルミュージックを刺激的で新しい未来へと導いている。

Devon Gilfillian『Love You Anyway』
2023年4月7日(金)リリース（輸入盤+デジタル）

>> LISTEN / BUY

1. All I Really Wanna Do
2. The Recipe
3. Brown Sugar Queen (feat. Janice)
4. Right Kind Of Crazy
5. Let The Water Flow
6. Imma Let My Body Move
7. Better Broken
8. Follow The Leader
9. Righteous (feat. Nathaniel Rateliff)
10. Piano (Interlude)
11. Love You Anyway

 
■バイオグラフィー
アメリカ、フィラデルフィアで育ち、テネシー州ナッシュビルを拠点に活動するソウル・シンガー。
ミュージシャンの父を持ち、レイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、オーティス・レディング、テンプテーションズといった父と同世代のレジェンド達や、ウータン・クラン、ノトーリアス・B.I.G.、ジェイ・Zなどのヒップホップ・アーティストからも影響を受けてきた。
2020年、デビュー・アルバム『Black Hole Rainbow』でシーンに躍り出た彼は、NPR、New York Timesなど、多くのメディアから熱烈な賞賛を受ける。2020年末にマーヴィン・ゲイの名作『What’s Going On』のリメイクをリリース。2023年4月にセカンド・アルバム『Love You Anyway』をリリースする。

 
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