「聴きたくて」シリーズ
1988年、女性のためのジャズ・コンピレーションとして誕生した「ジャズを聴きたくて」は、累計セールス60万枚を記録し、史上No.1のジャズ・コンピレーション・シリーズとなりました。
ジャズ入門編CDとして多くの方々が手に取ってくださったおかげです。本当にありがとうございます。
当時とくらべるとジャズを聴く女性も増えました。ライヴハウスやCDショップのジャズ・コーナーでも女性の姿がめずらしくありません。ジャズのスタイルも多様化してきたし、ジャズを聴き始める入口もいろいろだろうと思います。
このシリーズは、スタート当初より、ジャズ入門であるのと同時にライフスタイルを演出するBGMコンピの先駆けでもありました。そのコンセプトは今回も変わりません。皆様のプライベートな空間の相棒にしていただければ嬉しい。内容は、ブルーノートを始めとする主要名門レーベルの音源を贅沢に使ったそれはそれはリッチな選曲。マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンスといった名手の芳醇なサウンドをお楽しみいただければと思います。
今回もジャケットを手掛けてくださったのは鶴田一郎氏。切れ長の目が印象的な美女たちは、ジャズを纏うオシャレな女性としてこのシリーズのシンボルでもあります。
2014年度版の「ジャズ聴き」は、より成熟した女性に聴いてほしい。オトナになった私たちのための「ジャズ聴き」です。どうぞよろしくお願いします。