JAY’ED WORKS 全曲解説
M1 伝えたい事がこんなあるのに / INFINITY 16 welcomez 若旦那 from 湘南乃風 & JAY’ED
JAY’EDがキャリアのターニングポイントになったと語る曲。この曲を機に、MINMI主宰の「Freedom」など、レゲエイベントへの出演が増加した他、「今回でいうとJazztronikとか、他のジャンルにも挑戦して自分の可能性を見てみたいっていう気持ちが強まった」とか。2009年8月発売のシングル。INFINITY 16『LOVE』(2010年)収録。
https://www.youtube.com/watch?v=TXajznNY8UU
M2 Precious Time feat. COMA-CHI & JAY’ED / DJ Mitsu The Beats
COMA-CHIとは「Love symphony」(2010年)以来の共演。うららかな午後の陽射しの下で聴きたい小粋なジャズテイストのヒップホップ。「ヴォーカルは聴き心地の良さを意識しました。ただ、COMA-CHIのラップに合いの手で入れてる関西弁のセリフがメッチャ恥ずかしい(笑)」。DJ Mitsu The Beats『UNIVERSAL FORCE』(2010年)収録。
M3 明日がくるなら/ JUJU with JAY’ED
映画「余命1ヶ月の花嫁」の主題歌としてロングヒット。「一年中ずーっと歌ってた(笑)」ということで、本作で最も思い出深い曲だそう。この曲のヒットを機に地元・大阪から上京。「JUJUさんのプロ意識を側で見たり、たくさんの人にこの曲を聴いてもらえたことで音楽の影響力を実感。しっかりやらなきゃ、頑張らなきゃっていう気持ちがより強まった」。2009年4月発売のシングル。JUJU『JUJU』(2010年)収録。
M4 ONE –君がいる理由- duet with JAY’ED / GILLE
GILLEが単独で歌唱した楽曲に、のちにJAY’EDが参加したスペシャルヴァージョン。パワフルな声で聴く者の背中を押すGILLEと、そっとやさしく包みこむように歌うJAY’EDのヴォーカルの対比が鮮やか。「わりと普段の自分のボーカルに近い。相手を立てるというよりは、お互いに自分のパートをしっかり歌う感じ」。GILLE『TREASURES』(2014年)収録。
https://www.youtube.com/watch?v=EaRCuOAuUsY
M5 二人 feat. May J., JAY’ED / STUDIO APARTMENT
ジャズやラテンなどを取りいれたスタイリッシュなダンスミュージックで、海外での評価も高いトラックメイカーユニットが初めて制作したR&Bデュエットナンバー。May J.とは、彼女がVJを務める「J-MELO」(NHK)での繋がりもあり。「レコーディングが東日本大震災からまもないときで、まだ余震とかも続いてたんで、ちょっと怯えながら録ってた記憶があります」。STUDIO APARTMENT『にほんのうた』(2012年)収録。
M6 Flash Light feat. JAY’ED / Jazztronik
日本のクラブジャズ/ハウス界をリードするプロデューサーとの異色コラボ。JAY’EDのハイトーンボイスが踊るキラキラしたアシッドジャズ/ディスコ系チューン。「それまでにまったく経験のない畑のコラボだったのですごく楽しかったし、誘ってもらってライブに出るとそれまで味わった事のない雰囲気の中でライブができて嬉しかった」。Jazztronik『Dig Dig Dig』(2011年収録)。
M7 We Standing Strong feat. JAY’ED / EMI MARIA
プロデュースを担当したBACHLOGICとEMI MARIAは、インディーズの頃から関西のクラブシーンで認め合ってきた盟友とあって、歌詞は都会でサヴァイブしていく闘志を綴った鼓舞ソングに。「誘ってもらったときは、ラブソングかなと思ってたんだけど、だいぶ攻めるね、みたいな感じの曲だったから楽しかった」。EMI MARIA『CONTRAST』(2010年)収録。
M8 PARADISE / DJ MAYUMI feat. AK-69, BIG RON & JAY’ED
それまで挨拶程度の付き合いしかなかったという4人だが、曲はとびきりハジけた真夏のパーティーチューン。「顔合わせを中華屋さんでしたところ、みんな緊張してて話が進まない(笑)。あとからそれをみんなで笑い話にしてた」そう。2009年7月発売のシングル。DJ MAYUMI『BERRY JAM COLLABORATION』(2012年収録)。
https://www.youtube.com/watch?v=AaFiZ4Cgu_0
M9 You’re The Only One / DJ KAORI with JAY’ED
80年代後半〜90年代前半あたりのR&Bを想起させるキャッチー&グルーヴィーなミッドチューン。DJ KAORIとはJAY’EDがキャリアをスタートさせた頃に、DJ YUTAKA『UNITED NATION III』収録「Rock the Party」で共演。「このRECは本当に緊張しました、、」。DJ KAORI『J MIX II』(2008年)収録。
https://www.youtube.com/watch?v=TOXeAztCVOw
M10 何かひとつ feat. JAY’ED & 若旦那 / JAMOSA
オリコントップ10入りを果たしたヒットナンバー。JAMOSAとは「Fly Away Feat. JAY’ED」(2007年)以来となるコラボ。「これは10代、20代の若い人たちに僕の事を知ってもらえるいいきっかけになったと思います。あとは、夢に向かって頑張ってます!っていう人とか、スポーツに励んでる人たちにこの曲が好きっていう人が多かった」。2011年2月発売シングル。JAMOSA『SKY』(2011年)収録。
https://www.youtube.com/watch?v=YDI6KHKYlaQ
M11 Close Your Eyes feat. JAY’ED / MAY’S
ロミオとジュリエットのように、ひたむきに愛し合う恋人同士を描いた壮麗なバラード。MAY’Sとはイベントで一緒になる機会が多く、意気投合する仲になったそう。「最後の部分の掛け合いはスタジオで(片桐)舞子ちゃんと一緒にブースに入って、セッションするように作っていきました。この曲はすごい好きですし、MAY’Sのファンも気に入ってくれてる曲」。MAY’S『Featuring 〜コラボベスト〜』(2010年)収録。
M12 雨のち晴れ / INFINITY 16 welcomez MINMI & JAY’ED
この曲がJAY’EDとMINMIの初共演になるが、二人は同郷とあって付き合いが古く、実はJAY’EDの2ndシングル「Superwoman」(2008年)の作詞者はMINMI(クレジット名はUmbrella)。「伝えたい事がこんなあるのに」もMINMI経由で若旦那と知り合ったんだとか。「これも好きな曲。結構カワイイ曲じゃないですか。こんなキュンキュンする乙女心の曲を歌うことはそれまでなかったので、すごく新鮮だったんです」。2012年4月発売シングル。INFINITY 16『MY LIFE』(2012年)収録。
https://www.youtube.com/watch?v=3oYBBf9jTqU
M13 また君と feat. Ms.OOJA
JAY’EDが東京Billboard Liveで行っているライブシリーズ「JBL Juke Box Lounge」に、去年、Ms.OOJAがゲストで出演。改めて彼女の歌声のファンになり、今回の参加をオファーしたんだとか。一度終わった恋が再び始まろうとするときの、男女で微妙に温度差のある心情を見事に伝えた二人のヴォーカル表現力は脱帽もの。「彼女はすごく歌が上手いと思っているので、お互いのヴォーカリストの部分が引き立つような曲が作れたらなと。あまりビートがガチャガチャ鳴ってない曲をやれたらいいなと思ってたんです」。