ジェイク・バグ、初のセルフ・プロデュース作品となった最新アルバム『オン・マイ・ワン』の制作過程を“孤独”だったと語る。
2012年にデビュー・アルバム『ジェイク・バグ』で全英チャート1位を獲得。鮮烈なデビューを果たし、今年のFUJI ROCK FESTIVAL ’16への出演も決定している、UKのシンガーソングライター、ジェイク・バグが初のセルフ・プロデュース作品で、自身3作目となるニュー・アルバム『オン・マイ・ワン』を世界同時リリースした。
アルバムタイトルの“オン・マイ・ワン(on my one)”は、ジェイク・バグの地元、ノッティンガム地方の方言でいう、“オン・マイ・オウン(on my own)”の意味。ジェイク・バグは最新のインタビューでアルバムタイトルは“アルバムを集約している”とし、「今回は主にずっと自分一人で取り組んだよ。今作は、初めて僕が一人で全曲を作詞作曲し、プロデュースもほとんど自分で手掛けたアルバムなんだ。他のミュージシャンが参加しているのも数曲あるけど、ベースやドラムスも含め、僕がほぼ全ての楽器を演奏してる。正真正銘のワンマン・バンドだ。だからすごく孤独な工程だったよ」とアルバム制作を振り返った。
「最初の2作を作った時、僕はまだ18か19だったんだ」とジェイク・バグは語る。「大勢の素晴らしい人達、プロデューサーや共同ソングライターの人達と仕事をして、色んなことを教わったよ。スタジオ内のことであれ、曲のアイディアに手を貸してもらうことであれね。あの2枚の制作は僕にとって、カレッジに通って音楽の教育を受けたようなものだったと思う。2014年の末に『シャングリ・ラ』のツアーが終わった時、次のアルバムはこれから丸一年かけて完全に自分一人で作ろうと、既に心に決めていたんだ。自分の正しさを証明しようとしていたわけじゃなく、純粋に僕自身のためだったんだよ。ソングライターとして成長するために必然的な次の一歩だと考えていた。簡単ではない挑戦だったけど、やらねばならないことだと感じてたんだ」
現在、22歳のジェイク・バグが、卓越したソングライティング力を維持しながら、ブルースからポップ、ラップ、フォーク、ソウル、カントリーと変化しつつ、人の手を借りることなくニュー・アルバムを完成させた。FUJI ROCK FESTIVAL ’16で、マストチェックすべきアーティストだろう。
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