BIOGRAPHY
INJECTED / インジェクト
DANNY GRADY
ダニー・グレイディー - Vocals, Guitar
JADE LEMONS ジェイド・レモンズ- Guitar,
STEVE SLOVISKY スティーヴ・スロヴィスキー - Bass,
CHRIS WOJTAL クリス・ウォートル- Drums
アトランタ出身4人組。ヴォーカルのダニーが同じ高校に通っていたベースのスティーヴとドラムのクリスにバンド結成の話を持ちかけ活動が開始される。
90年代パンク・ポップ・ムーヴメント全盛期だったにも関わらず、「俺たちはみんなとは違うことをしようぜ!」とメタル・バンドをはじめたのだった。趣味
はやがて夢とそれを実現させるためへの情熱と変わり、このトリオは地元のクラブ・サーキットを回り、のち音にヘヴィーさ、太さを持たせるためにジェイドが
参加することとなる。4人編成となった彼らは引き続きソールド・アウト・ショーをこなし、パフォーマンスに磨きをかけデモ・テープを配るなどしながら地道
な活動を数年続けていった。作詞をすべて手掛けるダニーが、バンドを「ソングを強調したストレートなハード・ロック・バンド」と形容するように’フェイス
レス’や’ホウェン・シー・カムズ’などは、ポップでありながら骨太でカッコいい。しかし、彼らはディープな社会事情に向かい合う歌詞にも果敢にチャレン
ジしている。たとえば、’ブレット’(T-3)ではアメリカの学校で起った銃乱射事件について歌っていたり、’オンリー・ハーツ・アホワイル’はアルコホ
リズムについて深く探求している。彼は抽象的な歌詞を嫌い、ストレートで意味のある歌詞を書き続けることを心がけているそうだ。サウンドガーデンやニル
ヴァーナを愛聴してきたという彼らが生み出すサウンドは、スリリングでソリッド。アクレッシヴで重厚!ぜい肉を一切殺ぎ落としてシェイプされたボクサーの
スパーリングのようなしなやかさとテンションを叩き出す。まさにヘヴィ・ロックのカッコいいところだけを濃厚に抽出して披露する、この上なく「ハンサム
な」ロックン・ロールを生み出したのだ!
試聴上の注意をよく読み、用法・音量をきちんと守って正しくお聴きください。