デビュー公演70周年を記念した新作リリース決定!
バロック音楽界における最も有名な楽団のひとつ、イ・ムジチ合奏団が1952年のデビュー公演の70周年を記念した新作『ヴィヴァルディ&ヴェルディ:《四季》』をデッカより発売することが決定した。
1951年にサンタ・チェチーリア音楽院の卒業生を中心とした12人の若い演奏家で結成されたイ・ムジチ合奏団は、ヴィヴァルディの《四季》を世界的に大ヒットさせ、彼らの代表曲として紡ぎあげてきた。時代の変遷とともにメンバーも代替わりしながら、《四季》の度重なる録音、同曲を携えてのツアーを通じ、日本では「バロック・ブーム」の火付け役とも称賛されている。
本作では、70周年の節目に原点に立ち返り、ローマのサン・ロレンツォ・ダ・ブリンディジ教会で結成以来9度目のヴィヴァルディ《四季》を収録。1952年発足時のオリジナルメンバー、モンセラット・セルヴェラを母に持つ”イ・ムジチの子”、マルコ・フィオリーニがコンサートマスターを務め、オリジナルの12人編成で演奏している。
また、イ・ムジチのために特別にアレンジされた新曲、ヴェルディの「歌劇《シチリア島の夕べの祈り》より第3幕:バレエ音楽《四季》」の弦楽合奏とピアノのための編曲をカップリング。イタリアの二つの《四季》を堪能することのできる、70周年にふさわしい華やかな作品に仕上がっている。
本日より先行曲となるヴィヴァルディの「協奏曲 第4番 へ短調 RV297《冬》より第2楽章:Largo」が配信されている。
イ・ムジチ合奏団『ヴィヴァルディ&ヴェルディ:《四季》』
2022年3月4日(金)発売
MQA/UHQCD:UCCD-45017 定価¥3,080
<収録曲>
アントニオ・ヴィヴァルディ:
協奏曲集《四季》作品8
1. 協奏曲 第1番 ホ長調 RV269《春》
2. 協奏曲 第2番 ト短調 RV315《夏》
3. 協奏曲 第3番 へ長調 RV293《秋》
4. 協奏曲 第4番 へ短調 RV297《冬》
ジュゼッペ・ヴェルディ:
バレエ音楽《四季》(歌劇《シチリア島の夕べの祈り》より)※ルイジ・ペッキアによる弦楽合奏とピアノ編曲
5. 第1曲:冬
6. 第2曲:春
7. 第3曲:夏
8. 第4曲:秋
イ・ムジチ合奏団
マルコ・フィオリーニ(ソロ・ヴァイオリン)
録音:2021年4月26~29日 ローマ、サン・ロレンツォ・ダ・ブリンディジ