歌の贈り物!「水引」アートによる一青窈のカバーアルバム『ヒトトウタ』のジャケット写真解禁!
人と歌。一青うた。一青窈の初となるセルフカバー「ハナミズキ」をはじめ、“人の想いに纏わる名曲”をコンセプトに選曲されたカバーアルバム『ヒトトウタ』(7月22日発売予定)。
本日、そのジャケット写真が公開された。ジャケット・デザインは一青のアイデアで「水引」を使用。
今回デザインを担当したデザイナー・古平正義と水引アーティスト・長浦ちえによる制作過程が綴られている。
「人を想う楽曲が詰まっている事と、本人の結婚などのメッセージが重なって伝わるようなデザインにしたいと考え、CDタイトルの活字から水引で表現する上で、水引がもつ意味や面白みが失われずにしっかりと伝わるように、それ以外のデザインが過剰にならないように意識しました。」(古平正義)
「水引の結びに宿る意味など、伝統的な基本に則った作品制作を意識しました。派手にするというよりは、本質に近づくように削ぎ落してあえてシンプルにすることを意識しました。」(長浦ちえ)
「水引」は人を想う気持ちを表す日本の伝統文化。
カバーアルバム『ヒトトウタ』は、世代を越えて歌い継がれる歌の贈り物。ぜひ受け取ってみて欲しい。
【デザイナー : FLAME Inc,古平正義】
◆ジャケット・デザインについて
一青窈さんのアイデアで、まず「水引」を活かしたいというコンセプトが先にあって、ジャケットの表紙については、「水引」で作品制作したことの面白みをデザインでキャッチしてもらえるものにしたいと考えました。人を想う楽曲が詰まっている事と、本人の結婚などのメッセージが重なって伝わるようなデザインにしたいと考え、CDタイトルの活字から水引で表現する上で、水引がもつ意味や面白みが失われずにしっかりと伝わるように、それ以外のデザインが過剰にならないように意識しました。文字の細かい角度など、絶妙なバランスと細かいディテールを意識した撮影でした。
◆ジャケット中ページの各曲のアイコンについて
カバーが10曲あるから、歌詞と配置する各曲のアイコンも10個欲しいなと。本人にもモチーフやアイデアをもらいながら、それぞれの楽曲の歌詞やタイトルから象徴的なワードやメッセージのアイコンをピックアップし、長浦さんに水引で制作してもらいました。幾度となく細かいディテール修正や変更のやり取りを重ねましたが、その際、全てを忠実でリアルに再現することではなく、特に星や地球など、曲を聴きながら見た人たちに想像してもらえる楽しさを重視しました。
【水引アーティスト : TIER 長浦ちえ】
◆水引の制作に関して
一青窈さんの歌は、ハナミズキは勿論、他の作品も“人を想う”気持ちを感じていたので、自分が作品に使用している「水引」も人を想う気持ちを表す日本の伝統文化なので、今回ジャケット作品を作りをする事の面白さに共感出来たし、素直にストレートな気持ちで作業が出来ました。
普段は結構アート作品や女性向けの作品の場合、とにかく派手に盛って作り込む事が多いのですが、今回はあえて、水引の結びに宿る意味など、伝統的な基本に則った作品制作を意識しました。
派手にするというよりは、本質に近づくように削ぎ落してあえてシンプルにすることを意識しました。一番苦労したのは、表1の「ヒトトウタ」文字の絶妙なバランスでした。
また五線譜と音符のバランスなど、撮影時の突発的な面白いアイデアに、その場で作り込む作業など、撮影は長時間でしたが、本当に面白い作品制作が出来たと思います。
※参考
表1:あわじ結び 祝い事に用いられるが、何度もあってはならないことのお祝いの結びとして、結婚の際などに使用される。
表裏:結び切り 「一度切りで繰返さない」という意味で用いる。いわゆる本結びことで、真結びとも呼ばれ、快気祝いや結婚祝いで用いられる。