<ライブレポート>10年連続ニューヨーク・ブルーノート公演がスタート!
ピアニスト上原ひろみが日本人アーティストとしては前人未到、10年連続となるニューヨーク・ブルーノートでの公演が現地時間の6月25日夜に幕を開けた。
ジャズの殿堂としても知られる名門ブルーノートに、上原ひろみは2005年に初登場。
以来、毎年5日間の連続公演を行い、ついに今年で10年目となる節目を迎えた。
この日は日本で5月21日、そして全米では今月発売となったニューアルバム「ALIVE」を携えての公演。アルバムはアメリカのビルボード・ジャズチャートで初登場3位という好調なセールスを記録していることもあり、この日の会場は超満員の大盛況。アルバム同様に、アンソニー・ジャクソン(コンントラベースギター)、サイモン・フィリップス(ドラム)という世界最高峰のプレイヤーとともに熱いライブを繰り広げた。
10年連続となるニューヨーク公演の初日を終えた上原は、
「気がつけば10年経ってました。今はただ目の前のライブに集中するだけです」
と、早くも明日からの公演に向けての意欲を語っていた。
今回のニューヨーク・ブルーノートでの単独公演は6月29日(日)まで続き、その後はヨーロッパツアーへ向かう上原。日本では9月に「東京JAZZ」など大型フェスティバルへの出演や、11月後半からの「ALIVE」日本ツアーが予定されている。