新作『エクリプス』発売決定!

2022.07.15 TOPICS

3度のグラミーを受賞しているヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが新アルバム『エクリプス』を10月7日(金)にリリースすることが決定。本日より「サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25」から、第3楽章:Allegro moderatoと第4楽章:Moderato が配信されている。

今作には、2021年にアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮フランクフルト放送交響楽団との無観客公演で演奏したドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲と、パンデミック後はじめての有観客で演奏したヒナステラのヴァイオリン協奏曲とサラサーテのカルベン幻想曲のライヴ録音を収録。

全く異なるこの3つの作品は、ヴァイオリンという楽器だけでなく、それぞれの作曲家が長い間故郷を離れていたことが共通している。チェコ共和国出身のドヴォルザークとメキシコ出身のヒナステラはアメリカで、スペイン出身のサラサーテはほぼ永久的にツアー活動をしていたが、それぞれ独自の芸術を世界に発信しながらも、自らの文化的ルーツに触れ続けていた。

2019年から1年間長期休暇に入ったハーンにとって、これらの作曲家が異国の地で貫いた“自分らしさ”は、自身の音楽的アイデンティティを再認識するきっかけになったという。

「私にとってこのアルバムは、困難な時期に、力強く美しいものを作った軌跡です。カルメン幻想曲の最後の音を弾いたとき、本当に難しいことを乗り越え、人として、音楽家として、より強くなったように感じました。」

 

『エクリプス』
2022年10月7日(金)発売
UCCG-45062 MQA-CD x UHQCD 定価¥3,080

>> LISTEN / BUY

1. ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
2. ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲 作品30
3. サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランクフルト放送交響楽団
指揮:アンドレス・オロスコ=エストラーダ

録音:
2021年4月22日―27日(1) フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール
2021年6月17日―18日(2,3) フランクフルト、アルテオーパー(ライヴ録音)