東儀秀樹 x 古澤巌 x coba アルバム『TFC55』発売記者会見レポート
本日発売となった東儀秀樹 x 古澤巌 x cobaのアルバム『TFC55』。
その記者会見が行われた。
会見で古澤は
「三人が同い歳ってことだけでステージがオーッってなるのを東儀秀樹が楽しんでいる」
と語り、東儀は
「僕と古澤さんはずっと前からツアーを続けていて、去年cobaさんに加わって頂いたらアグレッシヴなコンサートになって印象的だった。今年はゲストじゃなくて三人がイーヴンでと思い、cobaさんに(三人でのツアーを)提案した」「三人集まったからこそできたことを世に残そう」
とミニ・アルバムの制作に取り掛かった理由を説明した。
また、古澤が
「いちばん僕が楽しいのは、東儀秀樹が作曲する曲、cobaが作曲する曲。素晴らしい曲を二人が書くので、刺激がある。それをいっしょに弾かせてもらえること」
とグループのメンバーたちについて語ると、cobaは
「楽器の特徴はあるが、大事なのはキャラクター。東儀さんの篳篥・笙 、古澤さんのヴァイオリン。古澤さんしか出さない音ってあって。自分は自分の音しか出せないので。三人でやったらものすごい喧嘩になるんじゃないかなと。ところが実際には、曲を聴いて頂ければわかるんですが、すごいんですよ。いろいろなことが上手くいって。オーケストラにも匹敵するようなインパクトのある音になった」
と3人だからこそ生まれる音について語ってくれた。
そして、東儀は
「コンサートを見に来た人は、ヴァイオリンと篳篥とアコーディオンって合うものなんですね、ってみんな言うんです。しかし、これは古澤巌と東儀秀樹とcobaだから合うんだ、というのは絶対的にある」
と自信をのぞかせた。
そして、3人は会見でミニアルバムの1曲目「Love Hat Trick」(作曲 coba)を披露。全員55歳とは思えぬメンバーの若々しい演奏に「若さの秘訣は?」の質問が飛びだすほど。その質問にはcobaは「音楽をやりたいんだ、という気持ち」と断言。
新作『TFC55』と現在スタートしているツアーへの期待が高まる会見となった。