BIOGRAPHY
東儀秀樹 / 雅楽師
奈良時代から続く雅楽を伝える「楽家(がっけ)」の家系に生まれる。
商社マンだった父親の仕事の関係で、幼年期をタイ、メキシコで過ごした帰国子女。
國學院大學で学びながら宮内庁式部職楽部の楽生科で雅楽を学び、7年間の修業期間を経て、1986年から10年間、楽師として活躍。(楽師は国家公務員。)
宮内庁の楽師としての活動と並行して、1996年にアルバム『東儀秀樹』でデビュー。雅楽器とピアノやシンセサイザーといった現代楽器を融合させた音楽で話題に。
雅楽器だけでなく、ピアノ、キーボード、シンセサイザー、チェロ、ドラム、ギターなどさまざまな楽器の演奏をマルチにこなす。
古典芸能であった雅楽を現代音楽と結びつけ、その素晴らしさを一般に知らしめ、広く認知された功績により2004年、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
専門として演奏する雅楽器は篳篥(ひちりき)であるが、鳳笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)、琵琶なども演奏。