『カラヤン1970年代BOX』(輸入盤)がクラシックのBOXセットとして異例のセールスを記録中!
今年生誕105年を迎えたクラシック界の帝王ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)が、ドイツ・グラモフォンに残した1970年代の録音を集めた「カラヤン1970年代BOX」が先週輸入盤で発売となり、大きな反響を呼んでいます。発売となった7月30日のオリコン・輸入盤デイリーランキングでは、クラシック以外のすべての輸入盤の中で1位を獲得。またHMVでは発売週のクラシック・チャートで1位を獲得するなど、クラシックのBOXセットとしては異例のセールスを記録中です。
昨年発売の1960年代BOXが大好評を博したカラヤン。1970年代の録音を集めた70年代BOXは韓国盤(88枚組)が先に発売されていたが、今回は同内容を82枚に収め、価格も下げてのインターナショナル盤リリース。1970年代、カラヤンはレパートリーの拡充に注力し、ヴィヴァルディからマーラー、ベルク、シェーンベルク、ウェーベルンまで録音している。オルフ:「時の終わりの劇」の世界初録音もこの時期で、また国歌集までをも収録しているところは驚きです。
82枚組で充実のラインナップを誇る本作は、べートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、シューマンの交響曲全集や、10代のムターを世界に紹介することとなったモーツァルトとベートーヴェンの協奏曲録音、またカラヤンにとっては非常に珍しいバロック録音(クリスマス協奏曲集)など 充実のレパートリーを誇っています。
また、オルフ以外はベルリン・フィルとの録音で、ある意味、ベルリン・フィル1970年代BOXともいる内容。
本作は、第1弾の1960年代BOX同様、1枚1枚オリジナルLPデザインの紙ジャケに封入。
更に、本作には豪華200ページのブックレットが付属していて、カラヤンに見いだされて華々しいキャリアを築くに至ったアンネ=ゾフィー・ムターによるデビューにまつわる新たなインタビューなど興味深い記事(日本語訳付き)や、カラヤンの仕事場&プライベート両面の写真が多数掲載されています。
第1弾の1960年代BOXに続き、クラシック界で唯一無二の存在だったカラヤンの軌跡をたどることができる、重要な作品集です。
★YouTubeで視聴:
http://youtu.be/H5u3H0d0tpM