指揮者ブロムシュテット、95歳の誕生日を前にドイツ・グラモフォン・デビュー!

2022.06.03 TOPICS

今年7月11日に95歳を迎える指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが、名誉指揮者を務めている “ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 “とのシューベルト交響曲第8番・第9番を、誕生日に合わせて7月8日(金)に発売することが決定、「第8番《未完成》より第1楽章」が先行配信されている。ブロムシュテットは、2003年にゲヴァントハウス管とのサンドストレムとリドホルムの作品のDG録音が1枚あるが、実質的には今回がDGデビューとなる。

1980年代に “シュターツカペレ・ドレスデン “とシューベルトの交響曲全集を録音しているブロムシュテットは、シューベルトとのつながりがあるオーケストラとの再録音を望んでいたところ、今回、1839年にシューベルトの死後初めて交響曲第9番を演奏し、レパートリーの中心としての地位を固めている “ゲヴァントハウス管弦楽団 “との録音が実現した。

「偉大なシューベルトの交響曲をゲヴァントハウス管弦楽団と一緒に演奏できたことは、素晴らしいことでした。シューベルトが最後に完成させた交響曲第9番は、真に“グレイト”であるために必要なすべてを備えています。ロベルト・シューマンが『いたるところに意味がある』と絶賛したように、シューベルトはベートーヴェンが第九で行ったような哲学的な表現を選ばなかった。シューベルトの交響曲は、すべてに音楽的な意味があるのです。」

 

『シューベルト:交響曲第8番《未完成》&第9番《ザ・グレイト》』

2022年7月8日(金)発売
MQA/UHQCD2枚組 UCCG-45053/4 定価¥3,520

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【CD1】
交響曲 第8番 ロ短調 D759 《未完成》
1. 第1楽章:Allegro moderato
2. 第2楽章:Andante con moto
【CD2】
交響曲 第9番 ハ長調 D944 《ザ・グレイト》
1. 第1楽章:Andante - Allegro ma non troppo
2. 第2楽章:Andante con moto
3. 第3楽章:Scherzo. Allegro vivace
4. 第4楽章:Allegro vivace

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
録音:2021年11月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

 


ベルベルト・ブロムシュテット

1927年7月11日、マサチューセッツ州スプリングフィールドでスウェーデン人の両親のもとに生まれた。
ストックホルム、ウプサラ、ダルムシュタット(ケージと)、バーゼル、ザルツブルク(マルケヴィッチと)、ニューヨーク、タングルウッド(バーンスタインと)で学び、その後の指揮者としてのキャリアの礎を築いた。1954年にロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団でプロデビューし大成功を収め、ノールショピング交響楽団において初めて首席指揮者に専任することになった。

ブロムシュテットは60年以上に亘り、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、サンフランシスコ交響楽団などの首席指揮者または音楽監督を歴任。1998年にはクルト・マズアの後任としてゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者(カペルマイスター)に就任し、2005年からは同楽団の桂冠指揮者を務める。1981年以来頻繁に客演しているNHK交響楽団でも桂冠名誉指揮者を務め高い支持を得ている。