<イベントレポート>アルバム『L’Heure Bleue』発売記念イベント
4年半ぶりのオリジナル・アルバム『L’Heure Bleue』発売記念イベントが、11月28日(水)大手町プレイス内のカフェ/レストラン/バー「Lady Blue」にて開催されました。
「Tomoyo Harada『L’Heure Bleue』Release Party」と題されたイベントは、トーク&ミニ・ライヴと軽食がセットになったもの。会場には多数の応募から当選した幸運なファン80名が詰めかけました。
新作のプロデュース/作曲/編曲を務めたギタリストの伊藤ゴローさん、レコーディングに参加したチェロ奏者のロビン・デュプイさんと原田知世がステージに登場。
観客への挨拶と共に「まだアルバムが発売になったばかりなので、人前で歌うのは初めてですが、楽しんで聴いていただけたら嬉しいです」と話し、まずアルバムの冒頭を飾る自身作詞の「Hello」を披露。
MCでは新作について、
「タイトルの「L’Heure Bleue」は英語で「Blue Hour」と言って、明け方や日が暮れる瞬間に空が神秘的な青色に包まれる時間帯のことです。年々、時間が経つのを早く感じるようになり、だからこそこれから先一瞬一瞬を大切にして過ごしていきたいと思うようになりました。時の流れは目に見えないけれど、そういった空の色の変化をしっかりと目に焼きつけるように、これからは生きていきていこうと思っていたときに、この言葉と出合ってタイトルにしました」
とアルバム・タイトルに込めた想いを語り、その世界観が反映された大人のラヴ・ソングである「名もなき青」を披露。
続けて、「宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』をモチーフにした元チャットモンチーの高橋久美子さんによる素敵な歌詞と、その歌詞を最大限に引き出した伊藤ゴローさんによるメロディが、見事な化学反応を起こして、50代最初のアルバムにして、自分にとって新たな代表曲ができました」と語り、アルバムのリード・トラック「銀河絵日記」を伸びやかに歌いあげました。
その後、観客の拍手の中、バースデイケーキがステージに登場。
伊藤ゴローさんとロビン・デュプイさんが「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を演奏し、51回目の誕生日を祝う一幕も。
原田は、「50代のピカピカの一年生になりました(笑)。昨年のデビュー35周年のときにも感じましたが、ファンの皆さんをはじめ、多くの出逢いがあったおかげでここまで来られたと思います。昨年に続いて今年もこの日に皆さんとお会いできて、一緒に時間を過ごすことができて、心から感謝しています」と語り、アンコールとして新作から「2月の雲」を披露し、イベントを締めくくりました。
■イベント情報
Tomoyo Harada『L’Heure Bleue』Release Party
2018年11月28日(水) Lady Blue
開場 18:30 / 開演 19:30 / 終演 20:15
出演:原田知世(ヴォーカル)、伊藤ゴロー(ギター)、ロビン・デュプイ(チェロ)
演奏曲目
1. Hello
2. 名もなき青
3. 銀河絵日記
4. 2月の雲