BIOGRAPHY
H2O
H2O:
トビー・モース(Vo)、トッド・モース(g)、ラスティー・ピスタチオ(g)、アダム・ブレイク(b)、トッド・フレンド(Ds)の5人組。
1995年にH2Oは結成された。当時、自分のバンドを率いることを夢見ていたシック・オブ・イット・オールのローディーをしていたトビーが幼なじみのラスティーが一緒に活動することからスタートする。2人はソング・ライティング能力に長けた者のサポートを得る為にNYハード・コア・シーンを隈なく探し続け、遂に記念すべきデビュー・シングル”7インチ”をイコール・ヴィジョン・レコードよりリリース。NYハード・コアの誇るバンド、マッドボール等とのパフォーマンスを経て、シック・オブ・イット・オールのヨーロッパ・ツアーのオープニング・アクトの座を勝ち取る。帰国後、非凡な才能を持つドラマー、トッド・フレンドとトビーの実兄のトッド・モースをバンドに迎え入れセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをブラックアウト・レコードより96年にリリース!若さ、そして今にも爆発しそうなエネルギーがメロディアスなフック、ポジティヴなメッセージと一体となったサウンド。H2Oサウンドの確立した瞬間だった。バンドを更に強固なものにする為にアダム・ブレイクをスカウトし現在のライン・アップが完成。その後1年以上ツアーに出て、バンドとしての実力を確実に付けていったH2Oはエピタフ・レコーズからセカンド・アルバム『シッカー・ザン・ウォーター』を97年にリリース。ライヴでの定番となる「エヴァーレディ」、ファンのアンセム「セイクレッド・ハート」などを収録。リリース後ツアーに出ることで世界中にファンを持つまでになった。更なるツアーを行った後、サード・アルバム『FTTW』(ファースター・ザン・ザ・ワールド)を99年にリリース。エピタフのヘッドであるバッド・レリジョンのブレットに制作を委ねた結果、作品は過去最高の物となった。「ギルティー・バイ・アソシエイション」、「ワン・ライフ、ワン・チャンス」などH2O独自の世界観、メッセージを強く打ち出した楽曲が生まれた。ライヴのみならずスタジオ・ワークでも素晴らしいバンドであるという信頼を獲得する特別のアルバムとなった。その後、H2Oはファンとの距離を更に縮める為に彼らのキャリアをまとめたビデオ『ファースター・ザン・ザ・ワールド』をリリース。エピタフで1番売れたビデオとなり、改めてH2O人気の凄さを証明することになった。そして2000年エピタフを離れることを決めた。しかしH2Oとエピタフの間では現在も友好的な関係が続いている。移籍先のレーベルを捜していたH2Oは旧知の仲であり、信頼出来るA&RがいるMCAを移籍先に選んだ。電撃的移籍が公になったのは2000年が終わる頃だった。イコール・ヴィジョン・レコーズ→ブラックアウト・レコーズ→エピタフ・レコーズとレーベルを移籍する度に成長して来たH2Oの新しいヒストリーがMCAと共に始まった。