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第63回グラミー賞「最優秀オーケストラ演奏部門」受賞!
チャールズ・アイヴズは生粋のアメリカ人で、時代に先駆けて伝統的なクラシック音楽の形式の中に、アメリカの日常的な音楽との新たな接点を見出し、多調性音楽やポリリズム、多様なテクスチュアを取り入れて作曲を行った草分け的存在です。
そのアイヴズの4つの交響曲をロサンゼルス・フィルハーモニックとその音楽監督グスターボ・ドゥダメルが画期的な演奏でドイツ・グラモフォンに録音しました。CD2枚組。
「アイヴズは豊かな着想を持つ作曲家で、唯一無二となる何かを創り出そうとしていました。最終的に目指していたのは、アメリカで生まれた音楽の独自性と個性に向けて扉を開くことでした。アイヴズの交響曲は世界に向けた贈り物です。私は自分たちがこの素晴らしい傑作をドイツ・グラモフォンに録音できたことを大変うれしく思っています」とドゥダメルはコメントしています。
アイヴズは最初に国際的に知られたアメリカの作曲家の一人ですが、存命中はほとんど知られていませんでした。最初のロサンゼルス・フィルハーモニックによる交響曲第1番の演奏は1971年11月11日、ズービン・メータ指揮で行われ、まだヨーロッパの後期ロマン派音楽作品を模範としています。交響曲第2番でアイヴスの有名な趣味ともいえる讃美歌や行進曲、民謡からの「借用」、自身の初期のオルガン曲からの引用が行われています。この第2番は純粋にヨーロッパの伝統に則った第1番と純粋にアメリカ的な第3番への過渡期の作品ともいえます。そして第3番は作曲家自身が「古いやり方と新しいやり方が混じり合ったもの」と言及した軸となる作品です。第3番の完成から10年以上が経過し、哲学的、形而上的、音楽的に円熟した着想を最大限組み入れた作品で再び交響曲のジャンルに戻りました。それが第4番です。
曲目
[CD 1]
アイヴズ:交響曲 第1番
1
第1楽章: Allegro con moto
2
第2楽章: Adagio molto. Sostenuto
3
第3楽章: Scherzo. Vivace
4
第4楽章: Allegro molto
アイヴズ:交響曲 第2番
5
第1楽章: Andante moderato
6
第2楽章: Allegro
7
第3楽章: Adagio cantabile
8
第4楽章: Lento maestoso
9
第5楽章: Allegro molto vivace
[CD 2]
アイヴズ:交響曲 第3番 《キャンプの集い》
1
第1楽章: なつかしき仲間の集い(Andante maestoso)
2
第2楽章: 子供たちの日(Allegro moderato)
3
第3楽章: コンムニオン(Largo)
アイヴズ:交響曲 第4番
4
第1楽章: Prelude. Maestoso
5
第2楽章: Comedy. Allegretto
6
第3楽章: Fugue. Andante moderato
7
第4楽章: Finale. Very slowly‐Largo maestoso