Biography
陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年(昭和26年)6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来60年以上にわたって日本を代表する吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。
防衛大臣直轄の音楽隊である中央音楽隊は、国賓・公賓の歓迎行事での特別儀じょう演奏を延べ100ヶ国、1000回以上行い、これらの功績により2015年、内閣総理大臣「特別賞状」を受賞した。
また、その他の国家的行事にも数多く参加し、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートの他、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行うとともに、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。
更に、これまでに韓国(2002年、04年、11年)、フィンランド(2014年)の軍楽祭に参加。米国へは陸軍軍楽隊の客演指揮や奏者派遣及び室内楽でのミッドウエスト・クリニックへの出演など、合わせて3ヶ国、10回にわたる訪問を通して国際交流に貢献している。
【主な受賞歴】
○第55回文化庁芸術祭優秀賞(2000年、CD「王は受け継がれゆく」フォンテック)
○第18回日本管打・吹奏楽アカデミー賞「演奏部門」(2008年)
○ジョージ S. ハワード大佐顕彰優秀軍楽隊賞(2009年)
○第50回レコード・アカデミー賞【特別部門 吹奏楽】
(2012年、CD「ベスト・オブ・マーチ2」ベルギー落下傘兵行進曲 フォンテック)