商品紹介
(p) ジョージ・シアリング (vo) ナンシー・ウィルソン (g) ディック・ガーシャ (b) ラルフ・ピーナ (dr) バーネル・フォーニア (vib) ウォーレン・チェーセン スーパー・ビット・ジャズ・クラシックス・シリーズ第3期完全限定盤/紙ジャケット仕様 キャピトルが誇った人気グループ、ジョージ・シアリング・クインテットが歌姫ナンシー・ウィルソンを迎えた人気盤。まだデビューしたばかりのナンシー・ウィルソンが、ジョージ・シアリングと共演した楽しいアルバム。スインギーなナンバーでは、はちきれんばかりの若さを発揮してみせるウィルソンが、「オール・ナイト・ロング」のようなバラードでは一転して豊かな情感をたたえた歌唱を聴かせてくれる。クインテットによるインストゥルメンタル・ナンバーもいくつか含まれて、文字どおり両スターの魅力がたっぷり味わえる内容になっている。 ナンシー・ウイルソンはジャズとソウル/ブラコンの両方をこなすシンガーであり、1960年代の大スターでもある。ロックとソウルの台頭によりジャズ・ボーカルが低迷した60年代に、ナンシーは次々にアルバムをヒット・チャート上位へ送り込んだ。彼女のジャズ・ボーカルにはソウルや後のブラック・コンテンポラリーに通じる新しいフィーリングがあった。60年代の後半には「Black is beautiful」という運動が起こるが、直接関係がないとしても、ナンシーの持つ知的な美しさやセクシーさは新しい魅力を持っていた。そんなナンシーのデビュー当時の名作だ。ジョージ・シアリング・クインテットとの共演作で、共演ナンバーとシアリング・クインテットのインスト・ナンバーが交互に収録されている。(高井信成)