BIOGRAPHY
ジョージ・ベンソン / GEORGE BENSON
1943年3月22日ペンシルバニア州ピッツバーグ生まれ。
1964年プレステッジ・レコードに初リーダー作『ザ・ニュー・ボス・ギター』を吹き込み、注目を浴びる。その後、名ギタリストのウェス・モンゴメリーの死去により、ウェスの代役としてCTIでレコーディング、人気を集める。
しかし何といってもベンソンのスターとしての地位を築いたのが、トミー・リピューマのプロデュースであるワーナー・ブラザーズ・レコード移籍第1弾の『ブリージン』(1976年) 。ポスト・ウェス・モンゴメリーとしてのベンソンがアルバム収録曲「マスカレード」でヴォーカルをとり、新境地を開拓。この「ブリージン」が大ヒット、ミリオン・セラーを記録、そして同年度のグラミー賞において2部門受賞する。その後も「イン・フライト」(1977年) とトミー・リピューマのプロデュースで名作をリリースする。また、1980年には名プロデューサーのクインシー・ジョーンズのプロデュース作品、名作『ギヴ・ミー・ザ・ナイト』をリリース、大ヒットし、ジャズはもとより、ブラコン、R&B、ポップスのヒット・メイカーとしての地位を不動にする。
日本においては、ベスト・アルバム『G.B.コレクション』(1981年) 収録の「ターン・ユア・ラヴ・アラウンド」が某オーディオ・メーカーのCF曲になり、ベンソン自身もCFに出演する。この曲は日本のラップ・グループ、イースト・エンド+ユリがサンプリングし、話題になったのは記憶に新しい。この他にもビールのCF「グラン・ニュー・ワールド」(日本のみリリース) が大ヒットした。
そして1993年の「コーリング・ユー」を最後にワーナー・ブラザーズを移籍し、1995年GRPレコードと契約。同年9月GRPのトップ・スター達によるビートルズ・ナンバー集「ビートルズ・セレブレイション!」で「ザ・ロング・アンド・ワイディング・ロード」を披露した。そして1996年に「ザッツ・ライト」を、1998年「スタンディング・トゥゲザー」、2000年「アブソルート・ベンソン」をリリース。2003年にはリー・リトナーの最新作「ツイスト・オブ・モータウン」中の「インナー・シティ・ブルース」でも圧巻なプレイを披露していた。 2008年に東京ジャズ2008で久々に来日公演を果たし、貫禄をみせつけたショーを披露した。
<グラミー賞受賞リスト>
1976年
◆レコード・オブ・ジ・イヤー部門
◆ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門
◆ベスト・リズム&ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス部門
1978年
◆ベスト・リズム&ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス部門
1980年
◆ベスト・リズム&ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス部門
◆ベスト・リズム&ブルース・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門
◆ベスト・ジャズ・ヴォーカル・パフォーマンス部門
1983年
◆ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門