BIOGRAPHY
Freddie de Tommaso
フレディ・デ・トマーゾは、王立音楽院を卒業、2018年のフランシスコ・ヴィニャス国際声楽コンクール(バルセロナ)において1位となり、あわせてプラシド・ドミンゴテノール賞、ヴェルディ賞を受賞。2018年にはザルツブルク音楽祭のヤング・シンガーズ・アカデミーの一員となり、2018~19年シーズンにはバイエルン国立歌劇場のスタジオに加わった。
2019年12月にコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスに出演(ヴェルディ『オテロ』カッシオ役)、2020年9月にはウィーン国立歌劇場の再開を飾った(『蝶々夫人』ピンカートン役)。フィナンシャル・タイムズは「フレディ・デ・トマーゾがあまりにも鮮やかに歌い上げたため、そこではカッシオが注目を集める登場人物となった」と評し、BR Klassikは「驚異的な声」と絶賛した。
デ・トマーゾは「デッカ・クラシックスに名を連ねる錚々たるテノール歌手に加わることをとても光栄に思います。デッカに認めていただき、身が引き締まる思いとともに奮起の念を抱いています。これからワクワクするようなコラボレーションができることを楽しみにしています。デビュー・アルバムに収めた歌曲はすべて私にとって非常に重要な作品で、私が受け継いできたもの、そして私の憧れの人々に敬意を表するものです。そこに込められた情熱をできる限りたくさんの人と分かち合えることを願っています」と語っている。
デッカ・クラシックスのレーベル・ディレクター、ドミニク・ファイフは次のように言い添える。「新しいテノール歌手との契約ほどワクワクするものはありません。フレディ・デ・トマーゾの歌声はすでに欧州全域で興奮を巻き起こしています。デッカは他のレーベルにはないテノールを擁しています。デル・モナコ、ベルゴンツィ、ディ・ステファーノ、パヴァロッティ、カレヤ - この素晴らしい顔ぶれに新たにフレディを迎えられる事をとても幸せに思います。今日、本物のスピント・テノールと出会えることは稀ですが、フレディは27歳にして既に成功を収め、賞賛を集めています」