商品紹介
オリジナル・マザーズの解散から、ツイン・ヴォーカルのフロ&エディを擁する新生マザーズの始動に至る端境期に行われた貴重なレコーディング・セッションの成果を集約。ファンを狂喜させた秘蔵音源集『ザ・ホット・ラッツ・セッションズ』 (2019年) と『ザ・マザーズ1970』 (2020年) のあいだに位置する一級の発掘音源集。全25曲の未発表音源/レア・トラックを収録。エインズリー・ダンバー、ドン・シュガーケイン・ハリス、イアン・アンダーウッド、マックス・ベネットから成るコア・メンバーを迎えて1970年に制作された未発表のオリジナル曲、カヴァー曲、ジャム・セッションを計3時間半にわたって収録。
『ホット・ラッツ』の流れを汲むインストゥルメンタル・ナンバーとブルース/R&B系のヴォーカル・ナンバーを中心にした作品。ザッパ自身がリリースを念頭に編集/ミックスを終えていたトラック、クレイグ・パーカー・アダムス (ウィンズロー・コネチカット・スタジオ) がオリジナルのマルチトラック・テープから制作した最新ミックス音源等で構成。また、すべてのトラックについてジョン・ポリート (オーディオ・メカニクス) がマスタリングを手がけた最新マスターを使用。
主役であるフランク・ザッパのプレイはもとより、『ホット・ラッツ』にもフィーチャーされていたブルース・ヴァイオリンの名手、ドン・シュガーケイン・ハリス (元ドン&デューイ) 、本作がザッパとの初の録音となる英ロック・シーンを代表するドラマー、エインズリー・ダンバー (ジェフ・ベック・グループ、ジャーニー、ホワイトスネイク他) らの名演も必聴。
収録トラックの大半は完全未発表の秘蔵音源。『チャンガズ・リヴェンジ』 (1970年) 、『ロスト・エピソード』 (1996年) 等で既出のテイクも、編集やミックスが異なる初出ヴァージョンで収録。中でも「トランシルヴァニア・ブギ」、「ザ・クラップ」の未編集ヴァージョンは大きな聴きどころ。
英文ブックレットにはザッパ家のテープ倉庫管理人であるジョー・トラヴァースによるライナーノーツ、各トラックの出所などに関する解説に加え、セッション風景を捉えた写真家のジョン・ウィリアムズによる貴重な写真資料等を掲載。
「『ファンキー・ナッシングネス』は、あらゆる面で見事に期待に応えるアルバムだ。ここに収録されているトラックを聴けば、ザッパがリズム&ブルースの大ファンだったことがよくわかる。またこのアルバムは、長尺なインストゥルメンタル曲の即興演奏によってロック、ジャズ、クラシックといった要素を融合させ、『Hot Rats』の路線をさらに推し進めていた。そうしてできた音楽は「ザッパ」としか形容できないものだった」
- ジョー・トラヴァース(ザッパ家テープ倉庫管理人)
<日本盤のみ>
英文ライナーの完訳付/歌詞対訳付
SHM-CD仕様
Funky Nothingness Series (Episode 1: The Making Of)
曲目
DISC 1
ファンキー・ナッシングネス~ジ・アルバム
1
ファンキー・ナッシングネス
2
トミー/ヴィンセント・デュオ 1
3
ラヴ・ウィル・メイク・ユア・マインド・ゴー・ワイルド
4
アイム・ア・ローリン・ストーン
5
チャンガズ・リヴェンジ(ベースメント・ヴァージョン)
6
ベースメント・ジャム
7
ワーク・ウィズ・ミー・アニー/アニー・ハド・ア・ベイビー
8
トミー/ヴィンセント・デュオ 2
9
シャリーナ(1970レコード・プラント・ミックス)
10
カーキ・サック
11
トゥインクル・ティッツ