ギネスブックに「広東語のアルバム累計売り上げ」で世界一と認定、主演映画『恋する惑星』もヒットし、『ファイナルファンタジーVIII』の主題歌「Eyes On Me」を担当するなど、日本でも高い知名度を誇るフェイ・ウォン。そんな彼女の7つのアルバムが2024年2月16日にLPで発売されることが発表された。
 
これは、2021年2月発売されると瞬く間に完売となった『天空』『夢遊』『ザ・ベスト・オブ・ベスト』や、2023年9月に発売された『背影(討好自己)』『マイ・フェイヴァリット』『DI-DAR』『ANXIETY(浮躁)』の4タイトルに続くもの。
 
今回は、1989年から1994年に発売された7タイトルとなり、『シャーリー・ウォン』『エヴリシング』『ユアー・ジ・オンリー・ワン』は今までに日本で発売されたことがなく今回が初の日本発売となる。
 
『恋する惑星』は2022年に4Kレストア版で上映され、日本のファッション・ブランド「フェティコ」の2024年の春夏コレクションでは、デザイナーの舟山瑛美がフェイ・ウォンのイメージを着想の源とするなど、いまだに話題が絶えないフェイ・ウォン。今回の7タイトルも前回と同じく、国内生産、生産限定でのリリースとなるので早目の予約がおすすめだ。
 
 
■リリース情報
フェイ・ウォン

7タイトルLP国内生産【限定盤】

発売日：2024年02月16日

●初回生産限定盤

●180g重量盤

●歌詞・対訳付
予約はこちら
>>

■『シャーリー・ウォン』
品番：UIJY-75253
＊日本初リリース
1989年発表。シャーリー・ウォン（Shirley Wong）名義で発表された記念すべきデビュー盤！歌手を目指して生まれ故郷の北京を離れて香港に移住、広東語でレコーディング、当時”北京からやってきた女の子”のキャッチフレーズでプロモーションされた。

■『エヴリシング』
品番：UIJY-75254
＊日本初リリース
1990年6月発表、デビュー作に続きシャーリー・ウォン名義で発表された2作目。 ジョディ・ワトリーによる1989年のヒット曲を広東語でカヴァー、アルバム・タイトルにも起用された。「嘆きの壁」はマリリン・マーティンによる”Quiet Desperation”のカヴァー。
 
■『ユアー・ジ・オンリー・ワン』
品番：UIJY-75255
＊日本初リリース
1990年12月発表、ウォン・チン・マン名義で発表された広東語による３作目。アルバム・タイトルにも起用されたEPO”You’re The Only One”のカヴァーをはじめ、”小さなKiss”(「来年のこの夜」)、”いろんな国で暮らしたい”(「飾らない」)、またダイアナ・ロス”I’m Still Waiting”のカヴァー「まだ待っている」、R&Bの名曲”Superwoman”をラヴ・ソングとしてカヴァーした「彼よりも」を収録。

■『カミング・ホーム』
品番：UIJY-75256 
1992年発表。留学先のニューヨークから一時帰国して香港にて制作、英語名を本名に近いフェイ・ウォン(Faye Wong)に改名して発表した4作目。収録曲 「容易受傷的女人」(邦題：「傷つきやすい女」、中島みゆきが作詞・作曲、ちあきなおみに提供した「ルージュ」のカヴァー)が爆発的なヒットを記録、その年の香港の音楽賞を総なめにした。

■『悔やまぬ心で』
品番：UIJY-75257
1993年2月発表。前作『カミング・ホーム』の大成功により香港に留まり制作された５作目。スローからミディアム・テンポを中心として、より情感豊かになり、より洗礼されたたヴォーカルを堪能できる作品。エヴリシング・バット・ザ・ガール”The Road”のカヴァー「明日からは」、「夢心地の夜」、「子供じゃないの」他、全10曲を収録。

■『十万回のなぜ』
品番：UIJY-75258
1993年9月発表、6作目。日本でのデビュー作となった3作目の広東語作品。中島みゆきの”悪女”をアップテンポの独特なアレンジでカヴァーした「偽りの愛」、ポリス「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」のカヴァー、トーリ・エイモス”サイレント・オール・ジーズ・イヤーズ”のカヴァー「冷戦」、バリー・ホワイト”恋の雨音”のカヴァー「あなたがいない雨の夜」他収録、全11曲。

■『恋のパズル』
品番：UIJY-75259
1994年4月発表、7作目。初めて全曲母国語である北京語で台湾にてレコーディングされた。前作収録「サマー・オブ・ラヴ」（酔い痴れて）、「冷戦」の北京語ヴァージョンも収録。スケール感の増したサウンド・プロダクション、さらに洗練されたヴォーカルの表現力で魅了される作品。