PUNKSPRING 2015×フォール・アウト・ボーイ、アンバサダーインタビュー公開!

2015.04.10 TOPICS

PUNKSPRING×フォール・アウト・ボーイ公式アンバサダーが直接フォール・ア­ウト・ボーイのメンバーにインタビュー!!動画には字幕はありませんが、下記から日本語文章で読むことがきます。訳は意訳となっ­ています。予めご了承ください。

■Universal Internationalアンバサダープログラムについてhttps://form.ambassadors.jp/universal-music/

■インタビュー全文
質問①)昨年夏にParamoreと全米ツアーを決行し大成功を収めていましたが(私­も行きました)他のバンドとコラボツアーをする事でどのようなメリットや影響がありま­すか?またそれが今作で活かされている面はありますか?

FOB)凄く刺激を受けるし、パラモアのような良いバンドはボーカルにしても色々な技­術が凄く高くて、それを超えることは困難なことであるけれど、近いレベルで常に競い合­うことが出来て、パラモアとツアーを一緒に回れたことは良かったと思っているよ。

質問②)前作では復活という事もあり大衆に向けて歌った曲や音楽について歌った歌詞が­多かったですが、今作は趣向が違って愛や女性について歌った曲が多いように見受けられ­ます。今作でコンセプトを変えた理由を教えて下さい

FOB)前のアルバム『セイヴ・ロックンロール』の時は、もう一回アルバムを作るとい­うことで互いのやり方をわからない状態で手探りの状態であったんだ。だけど、今回のア­ルバムは今のシーンにもう一回戻ってきて、そこから色々な経験をちゃんとこのアルバム­に落とし込むことが出来た。前作よりも今作の方が計画的に作れたアルバムであるので、­まとまりのあるアルバムになったよ。

質問③)アルバム名のAB/APだけでなくFourth of July, Hotel In NYCなどアメリカ色が多い曲名や歌詞が多いですが今回敢えて曲の対象を狭めたのには­何かバンド内での意向があったのでしょうか

FOB)特に狙いがあったわけではなく、自分たちの経験を語っているということが、こ­ういうタイトルになったんだ。決してこういう経験はアメリカだけで起こっている事では­なく、歌詞の内容は世界中の皆が共感できることだと思うよ。僕らは世界中ツアーで色々­なものをみてきたと思うし、例えばこのアルバムはアメリカ郊外について語っているけど­、日本だったら日本の郊外だったりそういう共通点はあって、置き換えれば、ストーリー­は同じだと思うよ。アメリカは僕らが育った場所であるし、アメリカをテーマにすること­でピュアなメッセージになったという事もあって、あえて自分たちが知らない街について­は触れなかったんだ。

質問④)パンクスプリングで、既に、大阪、名古屋とパフォーマンスを行いましたが、オ­ーディアンスのリアクションはいかがでしたか?

FOB)最高だった!スタジオでレコーディングしている時は、どういうリアクションに­なるかっていうのは、なかなか分からないものだけれど、パフォーマンスする時に、みん­なが輪になってモッシュを始めたり、騒いでいる姿をみてとても嬉しかったよ。

質問⑤)すでに僕にとってAB/APはFavorite Recordになっていますが、みなさんにとってのFavorite Recordはなんでしょうか?

FOB)Drake『If You’re Reading This It’s Too Late』、Elvis Costello『This Year’s Model』、M83『Dead Cities』、Kendrick Lamar『To Pimp a Butterfly』、Juicy Jの曲もよく聴いているよ。

質問⑥)Immortalsは映画ベイマックスのワンシーンの為に書き下ろしたそうで­すが、どのようなイメージを持って作曲されたのですか?

FOB)この曲を書いた時は映画の完成前で、所々完成したシーンを見ながら、全体的な­ストーリーを聞きながら書いたんだけど、一番大きかったのはFOBのバンドとしての曲­ではないので、僕らからの直接的な言葉というよりも、映画のキャラクターであったり、­ストーリーを重視して作ったよ。映画の中の舞台が『サンフランソウキョウ』という架空­の場所だったので、サンフランシスコや東京をイメージして、そういったサウンドを取り­入れた曲でもあるよ。

質問⑦)FOBの歌詞の中のLAのように日本で魅力的だなと感じる街はありますか?

FOB)完全に当てはまるというわけではないけれど、インスピレーションを受けたのは京都なんだ。実際にアルバムを書いている時にも少し影響を受けていたよ。京都には行ったことがあって、金閣寺や他のお寺を見たりしたんだ。日本だけではなくヨーロッパの色んな古い街に行くのが好きで、そういう場所は、色々なものを吸収して音楽に表現するツールとして思ってる。

質問⑧)歌詞カードに子供の名前を記載していますが、彼らが大きくなった時にAB/APの中から聴いてもらいたい曲はどれですか?

FOB)
ピート:お父さんが弁護士だったんだ。小さい頃は、お父さんは、父として好きで、「カッコイイから好き」とかそういう見方をしてなかったんだ。だから自分の子どもが大きくなった時に自分のことを「ミュージシャンとしての自分」ではない関係性として、良い親子関係を作りたいと思うから、特にこの曲を聴いて欲しいというものはないよ。
ジョー:ピートと似ているんだけど、僕のお父さんは医者だったということもあって、小さい時、お父さんと仕事の会話はしなかったし、僕も音楽以外の共通点を作っていきたいんだ。だかあら、これを聞いて欲しいっていうのはないな。
パトリック:僕はお父さんがソングライターだったから、ピートのような抵抗は特になくて、聞いてほしい曲は「The Kid’s Aren’t Alright」かな。
アンディー:僕はいいんだ・・・(苦笑)

質問⑨)FOBが日本を大好きなことは知っていますが、もし日本でミュージックビデオを作れるとしたらAB/APのどの曲がいいですか?また、どのようなものにしたいですか?

FOB)パトリックの子どものために「The Kid’s Aren’t Alright」にしようかな(笑)。実は日本に来た時に、初めてカルチャーショックを受けたんだ。アメリカとは全然違う国で、それが刺激的で、奇妙だけどとても面白かったよ。日本に行った事がない友達にこんな最高な場所なんだよというのを見せびらかしたいなあ。例えば新宿のロボットレストランだったり、京都にしても、片っ端から撮影をしていって、日本の色んなシーンを早い展開で見せていくっていうのは良いかもね。

質問⑩)AB/APのジャケット写真に13歳の男の子を起用し、顔に星条旗のペイントをしていますが、このアイディアはどのようにして決まったのですか?アルバムタイトルと関連性はありますか?

FOB)人によって色々な解釈の仕方があると思うんだけど、最初はそれがアルバムのジャケット写真になる予定はなかったんだ。でもこの写真には、野性的だけど、まだ檻の中にいるような、可能性はあるけれども外に解放されていない子どものピュアさのようなものを感じて、このアルバムには色々な可能性があるという意味を込めて選んだんだ。