イタリアで“Speak To Me”のビデオを撮影しているときラジオからフランチェス

カ・ミキエリンの“愛はそこに”を聞いたのよ。歌は私にまとわりつくように包み込

み、離れなかった。飛行機の中でもずっと繰り返し聞いていたわ。私は歌詞の内容を

訳して、自分なりのひねりを英語で付け加えてみたの。出来上がってものを私の憧れ

のプロデューサーの一人であるGuy Sigsworthに見せてみた。そして彼をニューヨー

クに呼び寄せて、一緒に曲をつくってほしいと何とか説得することができたのよ。

Dave Eggarが最高に魅力的なストリングスのアレンジを加えてくれたのだけど、1週

間の間、私たち3人はロワー・イースト・サイドのFlux Studiosでこの曲と共同生活

したわ。

ルールや限界がなく、才能豊かで現実的で創造力に富んだチームと一緒に、この最高

に美しい曲を作れたことは想像を超えた素晴らしい経験になった。Guyは私を新しい

方向性へと導いてくれて、結果様々なことを学べたわ。自分が憧れる人と一緒にアル

バムのためでもなく、何の計画性もなく、ただ心に響くという理由だけで曲作りがで

きたことはある意味とても光栄なことだった。作業の過程では簡単に行き詰まること

もあるけれど、作詞作曲でもっとも重要だと私が感じるのは自分の心を信じることな

の。言葉だけでは表現できないものを何とかして表現する方法をみつけること。

愛は複雑なもの。そして愛にはいくつもの形がある。不便だし、痛みを伴うこともあ

る。信じるより無視したほうがずっと楽でもあるの。時にどんなに孤独を感じたとし

ても、私たちはみなつながっている。つらくなるとわかっていても、愛する勇気はあ

るかしら？失望、不満、未知なるものへの恐怖、コントロールできない怒りを超えら

れるそのときまで、私たちは自分たちの不信感を押しとどめておけるのかしら？愛は

いつだって私たちのまわりにあるの。どんな暗闇にもあるわ。そして愛は何物にも代

え難い価値がある。見回して、のぞいてみて。愛は存在するわ。」

Amy Lee

Amyのシングル “Speak To Me”は4/28から始まるサスペンスドラマ「Voice From The Stone」のサウンド・トラックに収録予定である。

“ハードロック界の有力な女性の一人（ローリング・ストーンズ）”とも称される

Amyの歌声はその“高く、天使のようで、エネルギッシュなボーカル”（Loudwire）

として常に称えられている。言うまでもなく、彼女の次なる作品も非常に期待されて

いる。

Amyは現在自身のバンド、Evanescenceと2017年末にリリース予定の新作に取り組んで

いる。