音楽評論家 富沢一誠氏から文章が寄せられました
11月2日(水)シングル「この花が咲いたら~いのちの種~」に関して、音楽評論家
富沢一誠氏から文章が寄せられました。
恵莉花の”心の目”から生まれた「この花が咲いたら~いのちの種~」は復興のための”歌の力”になるに違いない!
富澤一誠
被災地の現場に行ってこそ見えるものがある、ということをいやというほど思い知らされました。正直に言って、行くまではわかったような気分でいました。なぜならば、テレビの映像を繰り返し見ていたので、被災地の現状がわかっているような錯覚に陥ってしまっていたのです。
大きな間違いでした。私が繰り返し目にしていた光景は、カメラ・フレームという枠に切り取られた一部分でしかなかったのです。映像で何度も見た現場に立っ たとき、そこには紛れもない見慣れた光景がありました。しかし、カメラ・フレームには映っていない別の光景が現実には見えてしまうのです。フレームからは ずれた光景を目にしたとき、言葉は何も出ませんでした。言葉で表現しようと思っても、何も浮かんできません。物書きを生業として40年間、こんなことは一 度もありませんでした。
被災地に立った私は、この目で見、この耳で聞き、この鼻でかぎ、そして心で感じることを、ただ待っているだけでした。確かに映像はリアルです。正確に事実 を伝える力を持っています。しかし、だからと言って、それだけが全てではありません。映像は事実は伝えますが、その現場の臭いとか、風の流れ、人々の体温 までをも伝えることはできません。だからこそ、”心の目”が必要なのです。”心の目”こそがカメラ・レンズでは見えない、事実ではなく”真実”を見抜くこ とができるのです。被災地という現場に立ち、自分の目で見、耳で聞き、鼻でかぎ、そして心で感じたことを素直に表現すること。ひとりひとりのそんな”想 い”が今こそ必要とされています。そんな”想い”を発見する手助けとなるのが、恵莉花の「この花が咲いたら~いのちの種~」です。
このオリジナル曲「この花が咲いたら」はbrats on B(ブラッツ・オン・ビー)という4人組によって、1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災の復興を願って作られました。「この花が咲いたら さあ摘みに行こう 瓦礫の中にさえ きっと咲くから」というサビのフレーズに強いメッセージがあって、当時たくさんの人たちの共感を得ました。恵莉花は、東日本大震災にあたって、この歌に共 感し、彼女ならではの”リバーシブル・カバー”に挑戦することにしました。リバーシブル・カバーとは、オリジナル曲を尊重しながらも、自分の想いをより正 確に伝えるために、自分の言葉に直して歌う、という彼女が編み出したニュー・ジャンルです。
この歌を胸に大切にひめて、彼女は被災地の現場に立ちました。その現場で、彼女が見て、聞いて、嗅いで、そして心で感じたことが詩に凝縮されています。 「心に植えた種 芽生え始めている 希望の光に包まれて 実のなる花になれ」という彼女のメッセージが、「瓦礫の中にさえ きっと咲くから」というブラッツ・オン・ビーのメッセージと重ね合わさったとき、化学反応が起きて「この花が咲いたら~いのちの種~」は新しい命を持った 歌となったのです。”心の目”から生まれたこの歌が必ずや被災地の人々にとって、瓦礫の中にきっと咲くはずの花の”いのちの種”になる、と私は確信してい ます。
J-POPの名曲の数々の歌詞をオリジナリティある自らの視点で書き換えたリバーシブルカバー曲を集めたアルバム「Revive」で話題を呼んでいる恵莉花。
ニュー シングルは、阪神・淡路大震災当時に作られた名曲「この花が咲いたら」のリバーシブルカバー。この原曲は「brats on B(ブラッツ・オン・ビー)」という4人編成バンドの、1995年リリースのファーストアルバム「”B”」の一曲目に収録されている曲。「瓦礫の中にさ え、きっと咲くから」といった力強いメッセージが込められた名曲です。
今回、東日本大震災の被災地を訪れ、恵莉花が感じたままを歌詞の中に凝縮したリバーシブルカバー「この花が咲いたら0いのちの種0」として生まれ変わりました。
復興に向けて懸命に生きる方々を目の当たりにし、何が自分に出来るのかを模索した恵莉花。そのひとひらのアクションがこのシングルです。
静かなアレンジの中で、言葉を噛み締めるように歌う恵莉花。
彼女のアロマボイスに力強い意思が感じられる楽曲に仕上がりました。
1. この花が咲いたら ~いのちの種~
Lyrics by 小森将信
Music by Brats on B
Re-Make Lyrics by Eryka
Re-Make Music by Ricky
Sound Produced by Ricky
Co-Produced by ISSEI TOMISAWA
c1995 by TV ASAHI MUSIC CO., LTD.
& POLYSTAR PUBLISHING CO.,LTD.
& Yoshimoto Music Publishing Co.,Ltd.
※当楽曲は「この花が咲いたら/ Brats on B」のリメイク楽曲となります。
2. I’m proud ~自分らしく~ feat. T-NOX
Lyrics by Tetsuya Komuro, Eryka
Rap Lyrics by T-NOX
Music by Tetsuya Komuro, tsunenori
Arrangement by tsunenori
Original from “I’m Proud” performed by Tomomi Kahara
Lyrics by Tetsuya Komuro
Music by Tetsuya Komuro
c1996 by BURNING PUBLISHERS CO.,LTD.
& Geneon Music Publishing, LLC.
& incell corp.
恵莉花の”心の目”から生まれた「この花が咲いたら~いのちの種~」は復興のための”歌の力”になるに違いない!
富澤一誠
被災地の現場に行ってこそ見えるものがある、ということをいやというほど思い知らされました。正直に言って、行くまではわかったような気分でいました。なぜならば、テレビの映像を繰り返し見ていたので、被災地の現状がわかっているような錯覚に陥ってしまっていたのです。
大きな間違いでした。私が繰り返し目にしていた光景は、カメラ・フレームという枠に切り取られた一部分でしかなかったのです。映像で何度も見た現場に立っ たとき、そこには紛れもない見慣れた光景がありました。しかし、カメラ・フレームには映っていない別の光景が現実には見えてしまうのです。フレームからは ずれた光景を目にしたとき、言葉は何も出ませんでした。言葉で表現しようと思っても、何も浮かんできません。物書きを生業として40年間、こんなことは一 度もありませんでした。
被災地に立った私は、この目で見、この耳で聞き、この鼻でかぎ、そして心で感じることを、ただ待っているだけでした。確かに映像はリアルです。正確に事実 を伝える力を持っています。しかし、だからと言って、それだけが全てではありません。映像は事実は伝えますが、その現場の臭いとか、風の流れ、人々の体温 までをも伝えることはできません。だからこそ、”心の目”が必要なのです。”心の目”こそがカメラ・レンズでは見えない、事実ではなく”真実”を見抜くこ とができるのです。被災地という現場に立ち、自分の目で見、耳で聞き、鼻でかぎ、そして心で感じたことを素直に表現すること。ひとりひとりのそんな”想 い”が今こそ必要とされています。そんな”想い”を発見する手助けとなるのが、恵莉花の「この花が咲いたら~いのちの種~」です。
このオリジナル曲「この花が咲いたら」はbrats on B(ブラッツ・オン・ビー)という4人組によって、1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災の復興を願って作られました。「この花が咲いたら さあ摘みに行こう 瓦礫の中にさえ きっと咲くから」というサビのフレーズに強いメッセージがあって、当時たくさんの人たちの共感を得ました。恵莉花は、東日本大震災にあたって、この歌に共 感し、彼女ならではの”リバーシブル・カバー”に挑戦することにしました。リバーシブル・カバーとは、オリジナル曲を尊重しながらも、自分の想いをより正 確に伝えるために、自分の言葉に直して歌う、という彼女が編み出したニュー・ジャンルです。
この歌を胸に大切にひめて、彼女は被災地の現場に立ちました。その現場で、彼女が見て、聞いて、嗅いで、そして心で感じたことが詩に凝縮されています。 「心に植えた種 芽生え始めている 希望の光に包まれて 実のなる花になれ」という彼女のメッセージが、「瓦礫の中にさえ きっと咲くから」というブラッツ・オン・ビーのメッセージと重ね合わさったとき、化学反応が起きて「この花が咲いたら~いのちの種~」は新しい命を持った 歌となったのです。”心の目”から生まれたこの歌が必ずや被災地の人々にとって、瓦礫の中にきっと咲くはずの花の”いのちの種”になる、と私は確信してい ます。
J-POPの名曲の数々の歌詞をオリジナリティある自らの視点で書き換えたリバーシブルカバー曲を集めたアルバム「Revive」で話題を呼んでいる恵莉花。
ニュー シングルは、阪神・淡路大震災当時に作られた名曲「この花が咲いたら」のリバーシブルカバー。この原曲は「brats on B(ブラッツ・オン・ビー)」という4人編成バンドの、1995年リリースのファーストアルバム「”B”」の一曲目に収録されている曲。「瓦礫の中にさ え、きっと咲くから」といった力強いメッセージが込められた名曲です。
今回、東日本大震災の被災地を訪れ、恵莉花が感じたままを歌詞の中に凝縮したリバーシブルカバー「この花が咲いたら0いのちの種0」として生まれ変わりました。
復興に向けて懸命に生きる方々を目の当たりにし、何が自分に出来るのかを模索した恵莉花。そのひとひらのアクションがこのシングルです。
静かなアレンジの中で、言葉を噛み締めるように歌う恵莉花。
彼女のアロマボイスに力強い意思が感じられる楽曲に仕上がりました。
1. この花が咲いたら ~いのちの種~
Lyrics by 小森将信
Music by Brats on B
Re-Make Lyrics by Eryka
Re-Make Music by Ricky
Sound Produced by Ricky
Co-Produced by ISSEI TOMISAWA
c1995 by TV ASAHI MUSIC CO., LTD.
& POLYSTAR PUBLISHING CO.,LTD.
& Yoshimoto Music Publishing Co.,Ltd.
※当楽曲は「この花が咲いたら/ Brats on B」のリメイク楽曲となります。
2. I’m proud ~自分らしく~ feat. T-NOX
Lyrics by Tetsuya Komuro, Eryka
Rap Lyrics by T-NOX
Music by Tetsuya Komuro, tsunenori
Arrangement by tsunenori
Original from “I’m Proud” performed by Tomomi Kahara
Lyrics by Tetsuya Komuro
Music by Tetsuya Komuro
c1996 by BURNING PUBLISHERS CO.,LTD.
& Geneon Music Publishing, LLC.
& incell corp.