デッカ・レコードがステートメント発表
エンニオ・モリコーネ 1928-2020
デッカ・レコードがステートメント発表
2020年7月6日 ー デッカ・レコードはイタリアが生んだ世界的作曲家、エンニオ・モリコーネ(91歳)の死を受け、深い悲しみの中にいます。60年以上に及ぶ輝かしいキャリアを通じ、600を越えるオリジナル楽曲を手がけてきた巨匠モリコーネ。デッカ・レコードと契約した2016年は、モリコーネが作曲家/指揮者人生60周年を祝った記念の年。
2007年、映画界に果たした類い稀なる貢献が認められ、アカデミー賞名誉賞を受賞。その後、2016年にはついにクエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』で、初となるアカデミー賞作曲賞を受賞。その間には『天国の日々』『ミッション』『アンタッチャブル』『バグジー』『マレーナ』でオスカーのノミネートに。
これまでエンニオ・モリコーネが手がけた映画とテレビの主題曲は500曲以上。オリジナル作品も100曲を越えています。
アカデミー賞名誉賞を受賞した映画音楽作曲家はモリコーネを含め、わずか2人。
代表的作品は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『荒野の用心棒』『アンタッチャブル』『ミッション』そして何と言っても、心に残る音楽が映画を彩っていた『ニュー・シネマ・パラダイス』でしょう。
なお、モリコーネが手がけた『続・夕陽のガンマン』の主題曲は、史上最も優れた映画サウンドトラックのトップ200ランキングで第2位に選ばれました。
90歳まで現役でステージに立ち続けたモリコーネ。引退前最後のコンサートはスタンディング・オベーションと絶賛の中、史上最も多作かつ影響力ある映画音楽の作曲家という地位を、さらに揺るぎないものにしたのです。
Photo credit: Muthmedia GmbH