最新シングル「Houdini」をリリース、過去の自身や豪華ゲスト陣と共演したミュージック・ビデオも公開
エミネム(別名マーシャル・マザーズ / スリム・シェイディ)が、最新シングル「Houdini」をリリース。先日エミネムは、リリースに先駆けて自身のインスタグラムに有名マジシャンであるデイヴィッド・ブレインにビデオ通話で助けを求める動画を投稿、「最後のトリックとして、俺のキャリアを消滅させるつもりだ」とコメントを残し、ニュー・シングルを発表していた。
本曲では、スティーヴ・ミラー・バンドによる1982年の全米1位シングル「Abracadabra」のサビをサンプリングしており、2002年にリリースされたエミネムの代表曲「Without Me」の歌詞“Guess who’s back / back again / Shady’s back…”が引用され、往年のファンも歓喜のエミネム節溢れる一曲である。
併せて公開となった、「Houdini」のミュージック・ビデオも、「Without Me」のミュージック・ビデオの要素を取り入れ、エミネムは過去の自身と共演しているほか、映像にはドクター・ドレ―やスヌープ・ドッグ、50セント、コメディアンのピート・デヴィッドソンといった豪華ゲストがカメオ出演している。
「Houdini」のミュージック・ビデオ
現地時間4月25日(木)には、エミネム自身のSNSで、未解決犯罪ミステリー番組風の動画を公開。エミネムが最期を迎えるまでのストーリーが語られ、「誰がスリム・シェイディを殺したのか?」という問いを投げかける動画とともに、『THE DEATH OF SLIM SHADY (COUP DE GRÂCE). 2024年夏』とコメントを投稿し、新作アルバムのリリースをほのめかしている。
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さらに、 “物議を醸したラッパー”と称したひねくれたラップの分身、スリム・シェイディの偽追悼記事を5月13日(月)付のデトロイト・フリー・プレス紙に掲載し、様々な憶測を呼んだ。
エミネムが発表した前作のスタジオ・アルバムは、2020年1月にサプライズ・リリースされた11枚目となるアルバム『Music To Be Murdered By』で、10作連続で全米1位を記録する偉業を達成。2022年には、名誉な功績を称える賞「ロックの殿堂」入りを果たしている。