アルバム『ヘイ・クロックフェイス』からアルバム・タイトル曲配信開始!
10月30日にリリースされるニュー・アルバム『ヘイ・クロックフェイス』からの第4弾先行トラック「Hey Clockface/How Can You Face Me?」配信開始!
これまで既に先行リリースされている3トラックは、2020年2月に3日間に亘ってフィンランドの首都ヘルシンキで行われたソロ・レコーディングされたものだったが、本トラックは、その翌週末にパリで行われたセッションからの初の楽曲となる。
“Le Quintette Saint Germain(ル・クインテット・サンジェルマン) “と名付けられたアンサンブルは、ピアノのスティーヴ・ニーヴがリードし、トランペットのミカエル・ガッシュ、クラリネットとコントラバスのルノー=ガブリエル・ピオン、チェロのピエール=フランソワ “ティティ”・デュフール、ドラムのAJUQが参加している。
「これは時間に関しての議論をテーマにした曲。まさに時計の文字盤に関して。速すぎたり遅すぎたり、つきあう仲間によってどちらか一方に走ることになる」
イーモン・シンガーとアーロ・マクファーロウの制作チームによるMVでは、この曲の狂気的なムードが捉えられている。
「Hey Clockface/How Can You Face Me?」MV
本トラックはトランペットとヴォーカルのデュエットで始まり、ファッツ・ウォーラー/アンディ・ラザフの1930年代の中頃の楽曲「ハウ・キャン・ユー・フェイス・ミー?」 のテーマを引用している。
コステロは、「このセッションのためのアレンジは、事前に書き下ろしたものはなかった。私がミカエルに 〈ハウ・キャン・ユー・フェイス・ミー?〉のテーマを歌い、数行を引用して口ずさむとすぐにこのテイクをスタートさせたんだ」と語っている。
パリでの2日間のセッションからは、テンポのいい曲やバラードなど、最終的に9曲がアルバムに収録されることとなった。
「私はスタジオのフロアでアンサンブルと一緒にライヴで歌った。彼らの演奏には、私が聴きたいと思った音がすべてあり、聴きたくないと思う音は一切なかった」とコステロは語っている。
「Hey Clockface / How Can You Face Me?」は、”ヘルシンキ・サウンド”のダークなトーンとは対照的な陽気な曲調だが、コステロはこの先にも多くのサプライズを期待するべきだと注意を促し、「続報を待て!」と付け加えている。
『ヘイ・クロックフェイス』
2020年10月30日(金)リリース