4月4日にリリースされたエルトン・ジョン＆ブランディ・カーライルのコラボレーション・アルバム『天使はどこに』が全英アルバム・チャートで初登場1位を獲得した。

エルトンはこの快挙について、全英チャートを運営するOfficial Chartsに対して次のようなコメントを寄せ、映像でもその喜びを伝えている。

「このアルバムでブランディ、（作詞家の）バーニー、（プロデューサーの）アンドリューと一緒に仕事をしたことは、私の人生で最高の音楽体験のひとつでした。レコーディングの最初は大変でしたが、その過程を通して、本当に楽しくて祝福に満ちたものを作り上げることができました」「本作が1位を獲得したことは、本当に喜ばしいことです。これ以上誇らしいことはありません」

ブランディは次のように語っている。

「愛する英国の皆さん、こんにちは！ “Who Believes In Angels?”を1位にしてくれて本当にありがとうございます！私の絶対的なヒーローであり、親愛なる友人であるエルトン・ジョンと一緒にこのアルバムを作ることができたことは夢がかなったようでした。応援してくれた英国のファンのみなさん、そして私を信じ、寛大にサポートしてくれたエルトンに心からお礼をお伝えしたいです。そしてもちろんインスピレーション源であるバーニー・トーピンと、素晴らしいアンドリュー・ワットにも」

エルトン・ジョンにとっては、今回で10枚目の全英1位アルバムとなり、ブランディにとっては初の1位となった。10枚の全英1位アルバムは以下の通り。

『Don’t Shoot Me I’m Only The Piano Player』(1973)
『Goodbye Yellow Brick Road』(1973)
『Caribou』(1974)
『Elton John’s Greatest Hits』(1974)
『Sleeping With The Past』(1989)
『The Very Best Of Elton John』(1990)
『Good Morning To The Night』(2012)
『Diamonds』(2017)
『The Lockdown Sessions』(2021)
『Who Believes In Angels?』(Elton John & Brandi Carlile) (2025)

今年1月、エルトンは自身のベスト盤『Diamonds』で全英アルバム1位を獲得しているが、同チャートの過去35年の歴史の中、6か月の期間で2つのアルバムが1位となったのは、エド・シーラン、デビッド・ボウイ、テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデ、そして今回のエルトン・ジョンの5組のみとなる。

エルトン・ジョンとブランディ・カーライルは、アルバム発売前週にロンドンのパラディアム劇場で開催されたライヴ＆トークのイベントや、米テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で『天使はどこに』収録曲の演奏を2曲披露しており、公式映像も公開されている。