エルトン・ジョン&ブランディ・カーライル、ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』のために書き下ろした新曲がリリース
エルトン・ジョンは、ブランディ・カーライルと共作した最新オリジナル曲「ネヴァー・トゥー・レイト」(原題:Never Too Late (From The Film “Elton John: Never Too Late”))を発表した。
エルトン・ジョン&ブランディ・カーライル「ネヴァー・トゥー・レイト」
Elton John & Brandi Carlile / Never Too Late (From The Film “Elton John: Never Too Late”)
2024年11月15日配信
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長年の友人同士であり、芸術的な同志でもある2人のコラボレーションによるこの曲は、12月13日よりDisney+(ディズニープラス)で独占配信される長編ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』に触発され、同作のために特別に書き下ろされたオリジナル曲である。ドキュメンタリーは、自身の人生と50年に及ぶキャリアの中でも驚きに満ちていた初期時代をエルトンが振り返る様子に密着し、感情を掻き立てる刺激に満ちた一巡の旅として辿っていく。12月13日のDisney+(ディズニープラス)配信に先駆け、本日、米英の劇場にて限定公開される。
「ネヴァー・トゥー・レイト」は、愛と家族に囲まれた暮らしの中で幸せや救いを見出すという、美しくも内省的で、突き詰めれば希望に溢れたストーリーであり、同名ドキュメンタリーのエンドクレジットで流れるのに正に相応しいフィナーレ曲だ。数々の記録を塗り替えた『フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード・ツアー』終了後、ツアーのない生活にエルトンが慣れていく中、グラミー賞を11回受賞しているアメリカのシンガー・ソングライター、ブランディ・カーライルと2023年夏に共同で制作した。夕食のテーブルを囲みながら、この友人同士は、人生、家族、将来の計画、そして誕生したばかりの共同プロジェクトについて語り合っていた。夜がゆっくりと過ぎていく中、エルトンと本ドキュメンタリーの共同監督デヴィッド・ファーニッシュは、完成前でまだタイトルも付いていない状態の最新ドキュメンタリーの初期編集版をブランディの前で上映。ブランディは非常に大きな感銘を受けた。深い洞察力を備えた個人的な歌詞の書き手として、バーニー・トーピンが長年にわたりエルトンの思いや歩みを完璧に代弁してきたことに影響を受け、彼女はその方法論を指針とし、第三者的な視点から新曲の曲作りに着手。監督のデヴィッド・ファーニッシュとR・J・カトラーは完成した「ネヴァー・トゥー・レイト」を聴き、その歌詞とメロディの持つ情感に心を打たれ、歌詞を同ドキュメンタリーのタイトルに、そして同曲をエンドクレジット・ソングとして採用した。
ブランディ・カーライルは次のように語っている。
「後に『エルトン・ジョン:Never Too Late』となるドキュメンタリーの初期編集版に、私はとても胸を打たれました。エルトンの歴史上重要な映像や、彼の人生の軌跡を見て、本当に素晴らしいと思ったんです。でも、私達がファンとして目撃していた何もかもが素晴らしく美しいものであった一方、彼の人生はとても孤独だったし、時として辛く苦しいものでもあった。それで、このドキュメンタリーには本当に重要な心情が表現されていると思ったのです。というのも、彼はそれまで穏やかな暮らしや心の安らぎを見つけられなかったかもしれないけれど、最終的には間違いなく見つけた。それは彼の人生が後半を迎えてからのことでした。だから、遅過ぎるということは決してない——人生で大切な人を見つけるにしても、家庭を築くにしても、何かについて考えを変えるにしても、決して手遅れということはないのです」
エルトン・ジョンは次のように語っている。
「ブランディが、このドキュメンタリーの初期編集版に強く心を動かされたのでそのための新曲を一緒に書きたいと言ってきた時、私はとてもワクワクしました。彼女がどんなに素晴らしいかは以前から知っていましたが、それでもやはり彼女の歌詞を読んで、一緒に曲作りができたのは、本当に感動的な経験でした。特に、私自身の人生がスクリーン上に映し出されるという、実にパーソナルな内容であることを踏まえると、彼女はこのドキュメンタリーの本質を完璧に捉えており、なぜ私が家族と過ごす時間を増やすためにツアー活動から引退したのか、その理由も的確に表現しています。彼女の才能には絶えず驚かされてばかりです。かつてバーニーがしていたのと同じように、彼女は私の思いを代弁することができる。その意味で、バーニーがブランディの指針となっていたことは知っています。彼女の音楽の才や、作詞作曲力、音楽活動に対する情熱の水準は驚くべきもの。彼女は本当に最高レベルの存在です」
「ネヴァー・トゥー・レイト」は、グラミー賞のマルチ受賞者であるアンドリュー・ワットがプロデュース及び共作を担当。ブランディ同様、ワットもまたエルトン・ジョンとは長く名高い歴史がある。 ワットとエルトンとの出会いは、オジー・オズボーンの2020年のアルバム『オーディナリー・マン』(原題:Ordinary Man)にピアノとヴォーカルを加えるため、エルトン・ジョンを起用したことがきっかけだ。ワットはその後、全英チャート1位を獲得したエルトン・ジョンのアルバム『ロックダウン・セッションズ』(原題:The Lockdown Sessions)(2021)収録の6曲や、エルトンがブリトニー・スピアーズとコラボした世界的ヒット・シングル「ホールド・ミー・クローサー」(原題:Hold Me Closer)(2022)のプロデュースを手掛けている。
ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』はトロント国際映画祭やニューヨーク、ロンドンなど世界各国の映画祭で上映され話題をさらい、すでに絶賛の嵐を巻き起こしている。
「端的かつ素顔に迫った人物描写」(タイムズ紙)
「エルトンのキャリアにおける激動の初期10年間をジェットコースターのように疾走」(テレグラフ紙)
「音楽界の生ける伝説の人生を陽気に描いた、実に熱い映画」(ロンドン・スタンダード紙)