イギー・ポップも参加したスタジオ&ライヴ合体盤『ブリーズ』4/7発売!先行配信曲「ブライト・アイズ」を本日解禁
イギー・ポップも参加したスタジオ&ライヴ合体盤『ブリーズ』4/7発売!
これまで30作以上のリーダー作を世に送り出し、ヒップポップやR&Bなど他ジャンルでも多くの楽曲がサンプリングされるハモンドB-3オルガンのレジェンド、ドクター・ロニー・スミスがライヴ音源とスタジオ収録音源の両方を収録したアルバム『ブリーズ』を4月7日にリリースする。本日、情報解禁に伴い先行曲である「ブライト・アイズ」の配信がスタートした。
本作は2016年にブルーノートに復帰してから3枚目のアルバムとなり、ライヴを何より大切にし、「創造の場はスタジオではなく、ライヴのステージだ」と語るスミスが75歳の誕生日を記念して2017年にNYのマンハッタンにある有名ジャズ・クラブ、ジャズ・スタンダードで行ったライヴから6曲を収録。同ライヴからは2018年の気鋭アルバム『All In My Mind』がリリースされているが、本作には彼がどうしても作品として残したいと切望する楽曲がセレクトされた。
また、上記の6曲を挟む形でオープニングとクロージングに、パンクの巨星、イギー・ポップをフィーチャリング・アーティストに迎えたコラボ曲を収録。フロリダにあるアート・ガレージでスミスがトリオでのパフォーマンスを行っているところに現れたイギー・ポップが「一緒にやりたい!」とギグに飛び入り参加したことから今回のコラボが実現。スミスは今回の経緯に関して「彼は私たちとの演奏をすごく楽しんでいました。すぐに数曲一緒にレコーディングすることになって、私のトリオが手伝ってくれたんです。レコーディングはとてもうまくいきました。」とコメント。ドノヴァンの1965年のヒット曲「サンシャイン・スーパーマン」をファンク調にアレンジした楽曲など、そのレコーディングから特に印象的なものをセレクトしたと言う。
すべての曲はブルーノートの社長であるドン・ウォズがプロデュースを担当し、スミスのオリジナル曲が中心だが、セロニアス・モンクのカヴァーなども収録した。トリオとして長年
共に活動をしているギタリストのジョナサン・クライスバーグとドラマーのジョナサン・ブレイクがスミスの脇を固めており、スミスはこの二人に関して「こんなに長い間、同じメンバーで演奏を続けるのは難しいことだと思います。でも、私のトリオのメンバーはもはや家族みたいな関係なんです。とてもエキサイティングで、心からの演奏をしてくれます。彼らは私が何をしようとしているかすぐに理解してくれて、必要なときに常にそこにいてくれるのです。」と説明している。
その他にもアリシア・オラトゥヤなど様々なアーティストが参加しており、彩り豊かなアルバムに仕上がっている。ジャズとパンクのレジェンドが共演を果たした本作は音楽ファンなら必聴だ。