BIOGRAPHY

DON JOHNSON BIG BAND


TOMMY LINDGREN (トミー・リングレン/ボーカル)
1977.6.10
JOHANNES LAIHO(ヨハネス・ライホ/キーボード)
1977.8.23
KARI SAARILAHTI(カリ・サーリラーティ/ドラム、ギター、ベース)
1977.11.29
PEKKA MIKKONEN (ペッカ・ミッコネン/テナー・サックス&フルート)
1977.09.03

 

Bio ドン・ジョンソン・ビッグ・バンドはフィンランドで2003年に空前の音楽現象を巻き起こした4人組です。

アモン・トビンとルーツを足して2で割ったアーティストがチャートを竜巻のごとく駆け上っていく様を想像してみてください。それがまさにフィンランドのミュージック・シーンで他の追随を許さないドン・ジョンソン・ビッグ・バンドの簡潔な紹介に他なりません。
メジャー・デビュー・アルバム『ブレイキング・デイライト』は見事1位を獲得し、3週間もトップの座を譲りませんでした。そして瞬く間にプラチナ・アルバムを獲得したのです。リード・シングル「ワン・MC、ワン・ディレイ」は2位にランク・インし、フィンランド・ダンス・チャートでは4週間もの間1位に君臨しました。

ドン・ジョンソン・ビッグ・バンドはジャンルの壁を超えました。

英語のヒップホップ楽曲などフィンランドのチャートには全く影響しないはずの常識が、まだ無名だったたった4名のグループによって覆されたのです。
「こんなラップをやるバンドがフィンランドでどうやってナンバー・ワンを獲得したのか」という問いに共同プロデューサー兼ベース、ギター、ドラム担当のカリ・サーリラーティはその答えを用意していないようです。
マシンガン・ラッパーのトミー・リングレンもまた自分の音楽がなんたるやを説明することはできません。しかし「俺たちの音楽はヒップホップ・ファンだけじゃなくて彼らの母ちゃんにも届く音楽なんだってことは言えるよ」とトミー。
「とにかく俺たちのアルバムがチャート上位にランク・インしたことは本当に嬉しかった。この結果は商業的な成功のために俺たちが何かを妥協する必要はないんだってことを証明してくれていたし。『ブレイキング・デイライト』こそ正に今まで俺たちが作りたいと思ってきたアルバムだった。最初から最後まで自分たちの力だけで2年かけて作り上げたものだからね。だから、このアルバムを聴いてくれるというみんなの行為が俺たちをすごく幸せな気分にしてくれるんだよ」

「バンドが音楽を作ったのではなくて、音楽から俺たちが生まれたんだよ。」

共同プロデューサー兼キーボード担当のヨハネス・ライホは言います。「自分たちでCDを500枚コピーして俺たちは新しいバンドなんだってアピールし続けた。それとメンバーそれぞれがレコード・ショップを渡り歩いてリュックサックからアルバムを取り出しては直接売り込んだりもしたんだ。そんな中で小さなライヴを繰り返し行って、フィンランドのアンダーグランドな音楽シーンとして知られていったってわけ」
その後、2001年春にソニー・ミュージックが『Support de Microphone』の委託販売に名乗りを上げ、フィンランドでのゴールド・アルバムまであと僅かのところまで売り上げました。これはこの年フィンランドでリリースされた自主制作アルバムの中で最も大きなセールスに達していました。その後2003年3月にユニバーサル・フィンランドと契約、5月9日に『Breaking Daylight』をリリースしました。これはバンド自身のレーベル「Beat Back」の下、3年の制作時間を費やしたアルバムとなりました。
トミーはにこにこしながら私たちに語ってくれました。「【楽しむ】、これがキーワードだね。ステージの上で楽しめるだけ楽しむのが純粋に好きなんだ。」