BIOGRAPHY
DJ CLUE
1975年生まれ、クイーンズ出身。1989年になるとMCドラマの名で近所の仲間たちと結成したラップ・グループに参加するが、
DJに興味を持ったクルーは、まもなくして2台のターンテーブルと2枚の”Good Times”を買い揃えることになる。
1990年には最初のミックス・テープ『Clue #24』をリリース。ライヴ・レコーディングやフリースタイルをはじめ、
まだ世に出回る前の音源をいち早く収録したエクスクルーシヴ性の高い内容が話題になり、クルーは瞬く間にその名を
ニューヨーク中へ知らしめる。以降、7年間のうちに『Clue For President』『Clueminatti』『Show Me
The Money』など、
約200本におよぶミックス・テープを制作、その圧倒的な支持率は3年連続でミックス・テープ・アワードを獲得している辺りからも
明らかだろう。
ニューヨークのNo.1ヒップホップ・ラジオ・ステイション=HOT97でホストを務めるようになった1998年、
ロッカフェラと契約したクルーは、1stアルバム『The Professional』をいきなりミリオンセールスへと導き、
ジェイ・Z「Hard Knock Life
Tour」のツアーDJにも抜擢。その模様を収めたドキュメンタリー・フィルムに沿った2ndアルバム
『DJクルー・プレゼンツ・バックステージ~ミックステープ』(2000年)と最新作となるシリーズ第2弾『ザ・プロフェッショナル2』
(2001年)の成功により、ファンクマスター・フレックスと共にUSシーンを代表するヒップホップDJの地位を不動のものにした。
2001年5月には初来日も果たしている。
トラックメイカーとしても注目を集めるクルーの代表作はマライア・キャリー”Heartbreaker”(1999年)や
リル・モー”Superwoman Pt.2″(2001年)など。自身のレーベル=デザート・ストームも設立し、2001年秋には
レーベル第1弾となるファボラス『Ghetto Fabolous』をリリースした。