BIOGRAPHY
David T. Walker
1941年6月25日、オクラホマ州タルサ生まれ。黒人の父親と、ネイティブ・アメリカンの血を引く母親を持つ8人兄弟の長男。14才のときロサンゼルス州ワッツ地区に移住後、16歳からプロのギタリストとして活動を開始。ニューヨークに渡りThe Kinfolksの一員として本格的にキャリアをスタートする。その後、1968年には、1stソロアルバム『The Sidewalk』をリリースし、ソロアーティストとしての活動をスタートする傍ら、Jackson5、Dianna Ross、Marvin Gaye、Stevie Wonderといったモータウンアーティスト勢をはじめ、Carole King、Barry White、Quincy Jones、Ray Charles、Crusaders、Billy Preston、Lou Rawls、Marlena Shaw、Aretha Franklin、Whispers、Johnny Bristolをはじめとしたジャズ、ソウル、ファンク、ロック、ポップスの垣根を越えた数え切れない程多くのアーティストのバッキングを務める。80年代以降もソロアルバムをリリースしながら、その合間には、Joe SampleやChuck Raineyらとのジョイントユニットや、日米混成のR&Bバンド、Band Of Pleasureでもアルバムを発表。90年代からはDREAMS COME TRUEとのセッションで頻繁に来日を果たすなど、日本人アーティストとも親交は深い。2006年に実現した70年代ソロ作品のCD再発がきっかけとなり、2007年には単独名義として初の来日公演が実現。2008年に13年ぶり通算13枚目のソロアルバム『Thoughts』、翌年2009年『Wear My Love』、2010年『For All Time』の3作をDCT recordsからリリースした。これまで参加したセッション数は2500以上。繊細かつ鋭い音色を生み出すオリジナリティ溢れる奏法は、多くのミュージシャンに多大な影響を与え続けている。