バッハ一家に注目した新作リリース!
若手最高峰のピアニスト/作曲家として活躍するダニール・トリフォノフが、J.S.バッハとその息子たちの作品を集めたニュー・アルバムを発売することが決定。
今作では、バッハ書法の究極とも言うべき作品「フーガの技法 BWV1080」を中心に、4人の息子たち<ヴィルヘルム・フリーデマン、カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ、ヨハン・クリスティアン>の作品を収録。また、バッハ一家の思い出の曲や、息子たちの練習曲をスクラップブックの様に集めた作品「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」も収録し、アルバムを通してJ.S.バッハの家庭を覗き込めるような選曲になっている。
「フーガの技法 BWV1080」の未完成のフーガ「コントラプンクトゥス14」では、トリフォノフ自身がJ.S.バッハのスタイルを尊重し補筆完成して録音。彼はJ.S.バッハ最晩年の作品に、作曲家としての個性を加えるという挑戦を成し遂げている。
「バッハが慎み深い人であったことや、一生懸命働いていたことはよく知られていますが、バッハが家庭的であったことや、(一度だけではなく)恋をしていたことも音楽が物語っています。」
国内盤はハイレゾ音源を収録したMQA-CD/UHQCDの高音質仕様。発売に先駆けて「J.C.バッハ:ソナタ 第5番 イ長調 作品17の5」が先行配信されている。
『バッハ:アート・オヴ・ライフ』
2021年10月8日(金)発売
国内盤:MQA-CD x UHQCD 2枚組
UCCG-45035/6 定価¥3,850
<収録曲>
CD1
1. J.C.バッハ:ソナタ 第5番 イ長調 作品17の5
2. W.F.バッハ:ポロネーズ 第8番 ホ短調 F.12の8
3. C.P.E.バッハ:ロンド ハ短調 Wq.59の4 H.283
4. J.C.F.バッハ:「ああ、お母さん聞いて」による変奏曲
アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳(1725年)から
5. 作者不詳:ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
6. 作者不詳:アリア《わが魂よ、とくと思いみよ》BWV509
7. 作者不詳:メヌエット イ短調 BWV Anh.120
8. 作者不詳:メヌエット へ長調 BWV Anh.113
9. 作者不詳:ポロネーズ へ長調 BWV Anh.117b
10. 作者不詳:ポロネーズ ニ短調 BWV Anh.128
11. J.S.バッハ:コラール《己が平安に帰りて静まれ》 BWV511
12. ペツォールト:メヌエット ト長調 Anh.114
13. 作者不詳:メヌエット ト長調 BWV Anh.116
14. C.P.E.バッハ:ポロネーズ ト短調 BWV Anh.125
15. 作者不詳:メヌエット ハ短調 BWV Anh.121
16. シュテルツェル:アリア《汝が我がそばに居てくれるのなら》BWV508
17. J.S.バッハ/ブラームス編:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から)
18. J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(コントラプンクトゥス1~コントラプンクトゥス5)
CD2
19. J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(コントラプンクトゥス6以降)(ダニール・トリフォノフによるコントラプンクトゥス14完成版付き)
20. J.S.バッハ/ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ(《心と口と行いと生活で》 BWV147から)
録音:
2020年12月 マサチューセッツ州、メカニクス・ホール(CD1:1-16)
2021年1月、2月 ベルリン、ジーメンスヴィラ(CD1:17,18, CD2)
MQA:88.2kHz/24bit