BIOGRAPHY
COUNTING CROWS
米・サンフランシスコ・ベースのミュージシャンたちがアダム・デュリッツを中心に結成したバンド。93年9月ゲフィン・レコーズより『オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター』(T.
ボーン・バーネット・プロデュース)でデビュー。その後は精力的にコンサートを続け、ボブ・ディランの30周年記念コンサート出演やロックンロール殿堂の記念式典でヴァン・モリソンとの共演も経験している(ちなみにこの式典でのライヴを観たパール・ジャムのVo.エディ・ヴェダーは、アダムのVo.を指して「僕たちにはヴォーカルにおける共通性があると思う」という感想を洩らしたそうである)。こういった活動の影響もあり、1stシングル「ミスター・ジョーンズ」は全米のラジオ、MTVでヘビー・オンエアされ、アルバムは大ヒットを記録。(94年3月には全米アルバム・チャートで第4位。) 96年10月には2ndアルバム『リカヴァリング・ザ・サテライツ』をリリースし、全米アルバム・チャートで初登場第1位を記録という快挙を成し遂げる。アルバム・リリース後のツアーでは、ジェイコブ・ディラン率いるウォールフラワーズもオープニング・アクトを務めた。ヨーロッパ・ツアーも好評で、97年12月のロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの2日間のライヴは両日ともにソールド・アウトとなった。98年7月、VH1で放映されたスペシャル番組「ストーリーテラーズ」でのアコースティック・ライヴとMTVで放映された同じくスペシャル番組の「ライヴ・フロム・ザ・10スポット」でのライヴが収録された2枚組アルバム『アクロス・ア・ワイアー~ライヴ・イン・ニューヨーク』をリリース。98年11月スタジオアルバムとしては3枚目の『ディス・デザート・ライフ』をリリース。
そして2002年7月にアルバム「ハード・キャンディー」をリリース。シェリル・クロウがゲスト参加したリード・トラックの「アメリカン・ガールズ」がヒット。2003年、初の来日に伴い、ジョニ・ミッチェルの名曲のカヴァー「ビッグ・イエロー・タクシー」を「サウザンド・マイルズ」の大ヒットも記憶に新しいヴァネッサ・カールトン参加のニュー・ヴァージョンに差し替えた「ハード・キャンディー」をリリース。