訃報:クラウディオ・アバド氏

2014.01.22 TOPICS

現在のクラシック楽壇において最も尊敬を集める指揮者、クラウディオ・アバドが1月20日、80歳で逝去いたしました。
マエストロ・アバドは、カラヤンの後継者としてベルリン・フィルの首席指揮者・芸術監督を務めた他、欧米の名だたる楽団、歌劇場のポストを歴任しました。1966年デッカに最初の録音を行い、翌年からドイツ・グラモフォンに録音を始めました。以来、ドイツ・グラモフォンの看板アーティストとして46年に渡り、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、モーツァルト管弦楽団などと数々の名盤を残しました。クラシック音楽界への大きな貢献を讃え、謹んで哀悼の意を表します。

昨年のルツェルン・イースター音楽祭でマルタ・アルゲリッチと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番&第25番のライヴ盤を2月19日に発売いたします。
奇しくも、アバドのドイツ・グラモフォンへの録音はアルゲリッチとのプロコフィエフとラヴェルのピアノ協奏曲でした。