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3月28日『世界ピアノ・デー』にDGがストリーミング音楽祭を開催!ピリス、ラン・ラン、イルマ、アリス=紗良・オットなど17人の世界的ピアニストが集結!

2021.03.26 TOPICS

 

クラシックNo.1レーベル、ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)は、「世界ピアノ・デー」である2021年3月28日(日)の日本時間午後10時より、昨年に続く第2回目となるバーチャル音楽祭を開催することを発表した。

出演するピアニストは、マリア・ジョアン・ピリス、アリス=紗良・オット、ルドルフ・ブッフビンダー、ラン・ラン、チョ・ソンジン、ダニール・トリフォノフ、ユップ・ベヴィン、チャド・ローソン、イルマ、他、超一流の顔ぶれとなっている。
 
「昨年は私にはとても特別な年でした。すべてが閉鎖され、世界が新しいウィルスの恐怖に囚われる中、自分のピアノに座り、ベートーヴェンの《悲愴》ソナタをドイツ・グラモフォンのヴァーチュアル・フェスティヴァルのために録音しました。音楽を通じて世界に慈しみのメッセージを送ることができるのだと感じています。今年も私達の演奏が、人々に慰めの心を送り、私達がどうしたらより公正でより持続可能な、より良い未来を築くことができるのか、考えるきっかけになればと願っています」- マリア・ジョアン・ピリス
 
イベントはドイツ・グラモフォンのYouTubeチャンネルで視聴可能。プログラムは、不朽のクラシック名曲と瑞々しいコンテンポラリー作品を通して、ピアノの栄光輝く過去とスリリングな現在に俯瞰的に迫るものとなっている。

 

世界ピアノ・デー ヴァーチャル・フェスティヴァル

2021年3月28日(日)日本時間午後10時より72時間視聴可能

試聴はコチラ

■セットリスト
マリア・ジョアン・ピリス
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第12番 へ長調 K.332
ヤニック・ネゼ=セガン
ラフマニノフ:楽興の時 作品16 第3番 ロ短調
エリック・シャンパーニュ:D’après Hopper
アリス=紗良・オット
R.シュトラウス:明日! 作品27の4(編曲:M.レーガー)
ヤン・リシエツキ
ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2、夜想曲 第7番 嬰ハ短調 作品27の1
ラン・ラン
バッハ(ケンプ編曲):フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031 第2楽章:シチリアーノ
ルドルフ・ブッフビンダー
J.シュトラウス/グリュンフェルト:ウィーンの夜会(《こうもり》の主題によるパラフレーズ)
キット・アームストロング
Études de dessin(デッサンのエチュード)
キリル・ゲルシュタイン
トーマス・アデス:子守歌
チック・コリア:チルドレンズ・ソング No.1
シキーニャ・ゴンザーガ:アトレンテ
ダニール・トリフォノフ
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
チョ・ソンジン
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 作品29
カティア&マリエル・ラベック
フィリップ・グラス(編曲:マイケル・リースマン):
“Are you in love, Agathe?” 『恐るべき子供たち』から
“Terrible Interlude” 『恐るべき子供たち』から
ユップ・ベヴィン
Losar
September (piano version)
Sleeping Lotus
チャド・ローソン
ステイ
ニ長調のプレリュード
バルモレイ(ロブ・ロウ)
Rose in Abstract 
Evening
Time in the Hand (Sonata “Pathétique” No. 8, Op. 13) – Beethoven Recomposed
ルイ・マセナ
Meditação
70 Percent
A Song
イルマ
ルーム・ウィズ・ア・ビュー
サンセット・バード
キス・ザ・レイン

 


<翻訳プレスリリース>

ドイツ・グラモフォンは、3月28日(日)、今年の「世界ピアノ・デー」を祝し、世界10余カ国から煌めく17人のピアニストを招いて、世界規模のヴァーチャル・フェスティヴァルを燦然とライブ・ストリーム配信する。
「昨年は私にはとても特別な年でした。すべてが閉鎖され、世界が新しいウィルスの恐怖に囚われる中、自分のピアノに座り、ベートーヴェンの《悲愴》ソナタをドイツ・グラモフォンのヴァーチュアル・フェスティヴァルのために録音しました」と、マリア・ジョアン・ピリスは語る。「音楽を通じて世界に慈しみのメッセージを送ることができるのだと感じました。今年も私達の演奏が、人々に慰めの心を送り、私達がどうしたらより公正でより持続可能な、より良い未来を築くことができるのか、考えるきっかけになればと願っています」

視聴者は、イエロー・レーベルの鍵盤の巨匠たち、そしてユニバーサル ミュージックの気鋭のアーティストたちが繰りひろげる演奏を、午後10時(日本時間)から72時間、ドイツ・グラモフォンのYouTubeチャンネルで視聴可能。プログラムは、愛されるクラシックの名曲と瑞々しいコンテンポラリー作品を通して、ピアノの栄光に輝く過去とスリリングな今に俯瞰的に迫るものとなっている。
今年のイヴェントは、視聴者数500万人を超えたドイツ・グラモフォンの昨年の第1回オンライン「世界ピアノ・デー」フェスティヴァルの成功に続いている。

ドイツ・グラモフォンの第2回目となる「世界ピアノ・デー」の祝祭は、ほろ苦い1周年記念のテーマを掲げる――題して“見捨てられたピアノたち”。
喚起されるのは、コロナ禍のコンサート・ホールや演奏会場の閉鎖である。今年のフェスティヴァルの参加者の中には、あえてそうした置かれたままのピアノに立ち戻り、覚醒させ、演奏を行ったピアニストたちもおり、今回の関係者全員が、ピアノたち、ピアニストたち、そして聴衆たちが一日も早く再び集うことができるよう願いながら、嬉々とした希望のメッセージを送る。

「世界中の音楽ファンが、ピアノの無限大の表現力、味わい、興趣を、DGのヴァーチャル・フェスティヴァルの全編を通して新たに探られることと信じます」と、ドイツ・グラモフォン社長のドクター・クレメンス・トラウトマンは語る。「これほど沢山の偉大なアーティストがこれほど広範な音楽を演奏するこのプログラムには、まさにお祭り的な雰囲気があります。私どもは「世界ピアノ・デー」の一環として、ピアノ音楽を奏でそして聴くことを通じて喜びを拡散しようというそのヴィジョンを謹んで共有いたします」

300年以上昔に発明されてより、ピアノは作曲家たちの主要楽器となり、また世界中の何百万という人々の音楽作りの入門点となった。家で弾いて楽しむもよしコンサートやレコードで聴くもよし、あらゆる意味でそれは究極のソロ楽器である。ドイツ・グラモフォンのフェスティヴァルは、音楽家たちがいかに種々様々にピアノを介してその深奥の感情を引き出しつつ、深く私的にして深く感動的な楽曲を生み出すかを探っている。

今回のプログラムのハイライトの一つは、大物アーティストたちによるピアノのクラシック作品だ。カリスマ的なマリア・ジョアン・ピリスはフェスティヴァルの冒頭を飾り、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ第12番K.332」にその洞察と長い経験を注ぐ。指揮者でピアニストのヤニック・ネゼ=セガンは、ラフマニノフの「楽興の時Op.16第3番」でピアノの叙情性を探り、次いでカナダ人作曲家のエリック・シャンパーニュの「D’après Hopperダプレ・ホッパー」とつなげる。アリス=紗良・オットも叙情性に満ちたリヒャルト・シュトラウスの心に響く「明日!」のピアノ編曲を弾く。現代の偉大なショパニストの一人ヤン・リシエツキは、その「夜想曲」から2曲。そしてラン・ランは、J.S.バッハのフルート・ソナタ第2番から採られたヴィルヘルム・ケンプによる秀逸なソロ・ピアノ編曲による「シチリアーノ」を演じる。これは、彼のDGへの最新作「ゴルトベルク変奏曲」のエクステンデッド・エディションに収録されている。

ルドルフ・ブッフビンダーが、ヨハン・シュトラウスⅡ世の《こうもり》からのアルフレッド・グリュンフェルトによる秀逸な「ウィーンの夜会」を披露した後、キット・アームストロングが「Etudes de Dessin デッサンのエチュード」を自作自演する。トーマス・アデス、故チック・コリア、ブラジル人女性作曲家シキーニャ・ゴンザーガの作品を採り上げたキリル・ゲルシュタインの演奏が続いた後、グラミー賞受賞のダニール・トリフォノフがバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏する。チョ・ソンジンの選曲は、ショパンの「即興曲 第1番」でヴィルトゥオーソの精神は一層高まる一方、ラベック姉妹のカティアとマリエルが、いずれもフィリップ・グラスの「Les enfants terrible恐るべき子供たち」から2曲、「アー・ユー・イン・ラヴ、アガサ?」の張り詰めた情熱と「テリブル・インタルード」の親密なしとやかさで魅了する。

過去同様、ピアノは今日なお音楽の刷新の主要楽器であり続ける。ヴァーチァル・フェスティヴァルに現代の作曲家が演じる現代作品が含まれているのはそれ故であり、これら全員がユニバーサル ミュージック・ファミリーの一員である。ユップ・ベヴィンは魅力的な楽曲を3曲:「Losar ローザー」(3月29日にDGよりeシングルで発売)、「September セプテンバー」のピアノ・ヴァージョン、そして「Sleeping Lotus スリーピング・ロータス」を演じる。チャド・ローソンは、彼の2020年のソロ・ピアノのアルバムから、「Stayステイ」と「ニ長調のプレリュード」を、そしてバルモレイのロブ・ロウは、バルモレイのDGのデビュー・アルバム「The Windウィンド」から「Rose in Abstract ローズ・イン・アブストラクト」と「Evening イヴニング」の2曲に加え、「ベートーヴェン・リコンポーズド」から「Time in the Hand タイム・イン・ザ・ハンド」(ソナタ第8番《悲愴》 Op.13)を演奏する。ルイ・マセナは、DGからの次作「20 Perception」とチャートを席巻した「Ensembleアンサンブル」 (2016)の両アルバムから新旧数曲を演じる。イルマは、ロマンティックな「Room with a Viewルーム・ウィズ・ア・ビュー」を含む数曲を披露する。

「世界ピアノ・デー」はドイツ人の作曲家、レコード・プロデューサー、演奏家のニルス・フラームが2015年に創始した。フル・サイズのピアノの鍵盤数にちなんで、毎年その年の第88日目に開催される。


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