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ドイツ・グラモフォン、2015年のショパン・コンクール優勝者によるアルバムを11月6日に緊急発売! (日本国内盤は11月18日発売予定 UCCG-1719)

2015.08.31 TOPICS

ドイツ・グラモフォン(DG)とショパン・インスティテュート(ポーランド国立フリデ リック・ショパン研究所 [NIFC])は、全世界の聴衆にショパン国際ピアノ・コンクールでの最高の演奏を届けるための、大胆で戦略的な提携を開始した。11月6日にリリースされることになった2015年のショパン・コンクール優勝者のアルバムで、DGは10月のワルシャワで次世代の偉大なクラシック・ピアニストが誕生することを信じて疑わない。彼、または彼女の演奏を収録したアルバムがコンクール最終日のちょうど2週間後11月6日にリリースされることが約束された。曲目がショパンの作品になることは明らかだが、演奏者は誰になるかはわからない。というのも、演奏者は10月3日に始まるショパン国際ピアノ・コンクールで3回の予選と本選によって選出された優勝者だからである。誰になるかわからないアーティストの録音をリリースするというこのユニークな取り決めは、ドイツ・グラモフォンとショパン・インスティテュートとの間の新しいクリエイティヴな提携の一環である。
この提携はまた、2015年の優勝者のアルバムを発売するにあたっての国際的に注目されるPR、販売促進キャンペーンも含んでいる。この構想は、このポーランドの作曲家と彼の音楽を演奏するひじょうに才能のあるピアニストたちを売り込むための、世界中でもっとも権威あるコンクールの主催者であるショパン・インスティテュートと、一流のクラシック音楽レーベルであるDGとの間の戦略的協力が特徴となっている。8月12日水曜日にワルシャワで開かれた記者会見で発表されたように、この提携は正式には第17回ショパン国際ピアノ・コンクールが開催される10月に始まることになっている。
1927年に創設されたショパン・コンクールは、1955年以降5年ごとに開催されている。それは音楽的才能と芸術性におけるもっとも高い価値を意味しており、クラシック音楽のピアニストにとってもっとも重要なコンクールとして認識されており、これまでも世界中から才能豊かなアーティストを発見してきたという、議論の余地のない名声を獲得している。その過去の優勝者リストはさながら伝説的ピアニストの名士録のようである。そこにはドイツ・グラモフォンのアーティストであるマウリツィオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ、クリスティアン・ツィマーマン、ユンディ・リ、ラファウ・ブレハッチが、また第2位入賞者として、インゴルフ・ヴンダーと、ともにDGの姉妹レーベルであるデッカと契約しているヴラディーミル・アシュケナージと内田光子が名前を連ねている。
「これはこれまで緊密に提携してきた2つのパートナーの間の協働である」とユニバーサル ミュージック・グループ・インターナショナルのクラシックA&Rの副社長、コスタ・ピラヴァッキは指摘する。「長年にわたって一貫して数多くのトップ・アーティストを見出してきたコンクールは他になく、このコンクールが輩出したかなりの数の世界的なピアニストたちがその録音をドイツ・グラモフォンに委ねることを選んできました。5年ごとに世界中の音楽ファンは、ショパン・コンクールの審査員が出す審査結果を強い関心と期待をもって待っています。私たちの目的はこのコンクールのあとなるべく早く、可能な限り多くの全世界の聴衆にこの年に受賞したピアニストを紹介することです」。

 ショパン・インスティテュートのアルトゥール・シュクレナーは今回のドイツ・グラモフォンとの協定を、ワルシャワに本拠を置く協会のさらなる大きな発展とポーランドの音楽遺産を広く普及させる使命と理解している。「ショパンの芸術は人間の創造性のもっとも高い願望に訴えかけます。私たちの目的は彼の音楽を新鮮で洞察力に満ちた演奏で提供することによって新しい聴き手とすでに音楽ファンである人々両方と、彼の遺産を共有することです。この提携を通して、時間を超越したショパンの音楽はより多くの注目を惹き、また2015年のコンクールの優勝者にとってこの最初のリリースは、素晴らしく芸術的で、プロとしてのデビューの場を提供することになるでしょう」。

 今年のショパン・コンクールは10月1日、マルタ・アルゲリッチが出演するガラ・コンサートで開幕する。当初このコンクールに応募したのは45の国の16歳から30歳までの450名以上で、この中から4月にワルシャワで行なわれた予備審査に参加する160名が事前審査で選ばれた。この予備審査で、審査員は10月3日から16日にかけて行なわれる第1次から第3次予選に出場する84名のピアニストを選んだ。国別でもっとも多いのは中国とポーランドで、ともに15名、続いて日本の12名、韓国の9名、ロシアの7名、アメリカの5名、カナダ、イタリア、イギリスの3名となっている。この中の上位10名のピアニストに10月18日から20日にかけての本選出場資格が与えられることになっている。

 DGは過去、この重要な行事でショパン・インスティテュートと協力してきた、とくに2010年の“ショパン・イヤー”とスタニスワフ・レシュチンスキーの芸術監督のもとに開催され、絶賛された“ショパンと彼のヨーロッパ”音楽祭において。今回新たに始まった提携によって、偉大なショパン・ピアニストたちによる11枚組のCDボックスが制作され、2015年の年末にリリースされることになっている。ドイツ・グラモフォンの豊富なカタログとショパン・インスティテュートの広範囲にわたる記録を活用して、このボックスは1927年から2010年の間にあらゆるショパン・コンクールで最高の賞を獲得したピアニストによるショパン演奏が収録される予定である。

<来日公演情報>
ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者 来日公演

■NHK交響楽団 第1821回定期公演 Cプログラム (NHK交響楽団)

【演目】ショパン:ピアノ協奏曲第1番または第2番 
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
2015年11月20日(金) 開場 6:00pm  開演 7:00pm NHKホール
http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=462
2015年11月21日(土) 開場 2:00pm  開演 3:00pm NHKホール
http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=463

■第17回 ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者リサイタル (KAJIMOTO)
2015年11月23日 (月・祝) 19:00 開演 (18:30 開場)  東京オペラシティ コンサートホール
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=473/

 


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