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【マックス・リヒター&ポスト・クラシカル】
9月にロンドンの美術館で行われたマックス・リヒター『SLEEP』(8時間版)初演の模様が、ドイツのARD放送のニュース映像でご覧いただけます。
会場には20台のベッドが用意され、観客はマックス・リヒターとミュージシャン達が演奏する『SLEEP』8時間版を聴きながら実際に一晩眠りました。
<ナレーション訳>
00:00:00 Narrator:
ママやパパに寝かしつけられたときの心地よさを覚えていますか — とても強い安心感を。大人がコンサートに行くと、あっという間に睡眠モードになる理由はそれかもしれません。さて、ロンドンで演奏時間が8時間というコンサートが行われました。眠らずに乗り切るにはどうすればいいのだろうと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう—ドラム、電気ショック、それともドラッグ?!話を伺ってみると、想像していたものとはまるっきり異なっていました・・・
00:00:51 Narrator:
・・・もう眠っていますか?まだ?なら眠ってください・・・
00:00:58 Richter:
この曲のテーマは音の響きではありません。眠りを体験すること、そして眠りに向き合う体験をすることがテーマです。だからこそ8時間という長さが必要なのです。
00:01:16 Narrator:
コンサート前、最後のリハーサルです。マックス・リヒターはこの曲を2年がかりで書いてきました。それがロンドンの美術館で世界初演を迎えるのです — それも眠っている観客の前で。会場には20台の折り畳み式ベッドが用意されました。
00:01:46 Richter:
私にとってこのプロジェクトは、音楽との関わりあい方に今までとは異なった方法があるだろうかという質問そのものなのです。例えば地形を整備して我々が居住しているように、音楽の経験の中に居続ける方法はあるだろうかと。音を聴くというのは景色の中を歩くことと似ています。歩いている間は事細かい詳細まで分析し続けているわけではありません。そんなことはせずに、すべてのことを経験しているのです。
00:02:22 Narrator: もう少しで真夜中です。誰もが心待ちにしています。
00:02:26 Guest:
たぶん明日の朝になっても何かが変わった気分にはならないと思います。でもそうじゃなかったとしたら喜んで納得します。
00:02:37 Guest:
ぐっすり眠れるタイプではないんです。眠りが浅いので、よく夢を見ます。
00:02:45 Narrator:
2時間後・・・
00:03:14 Richter:
周波数に関する試みの一つとしては、徐波睡眠(脳波に大きくゆるやかな波が現れる深い睡眠状態)の類を促進するような素材を使うようにしています。徐波睡眠は短期的な記憶を長期的な記憶に転換して、物事を習得してゆくという大変興味深い状態です。情報の構造化という段階でもあり、「ゴミ」が取り除かれます。音やドラッグでも誘導できるかもしれません— が音でも可能でしょう。
00:03:51 Narrator:
ここまでで7時間経過しました。ロンドンの街も夜明けを迎えています。既に何名かの観客は目を覚ましています。きっかり8時間でコンサートが終了します。
00:04:36 Guest:
夜中に何回か目を覚ましました。本当に不思議ですが、目覚めたのにすぐ眠りに戻ったんです・・・彼がいびきをかいた時は別ですが。あれは心地よい音とは言えないですよね。
00:04:53 Narrator:
マックス・リヒターと6人のミュージシャンには大きな問題は起きなかったようです。
00:04:57 Richter:
実際にやり遂げられるとは思いませんでした。とても疲れるし、本当に長い夜でしたからね。午前4時頃にピアノの前で、どうして私はこの曲を書いたんだろうと思っていました。でも8時には、やったね、気に入ったと思っていたんですよ。
00:05:16 Narrator:
「スリープ」は本当に眠らせてくれます。このアルバムに限っては、最高の褒め言葉ですよ。