作品紹介
中野京子監修『怖いクラシック』
発売日:2021年4月14日
※発売日が変更になりました。
品番:UCCS-1294
価格:税込み ¥2,200 (SHM-CD)
●大ベストセラー・シリーズである「怖い絵」の著者であり、68万人を動員し社会現象にもなった「怖い絵」展の監修を務めた、作家・ドイツ文学者の中野京子が監修を務めるコンピレーション・アルバム。歴史的背景から芸術作品を読み解く面白さを提唱した第一人者が今度はクラシック音楽の裏に隠された「怖さ」と紐解きます。
●今作で紹介されるのは、クラシックの名曲だけに留まりません。それらの楽曲と関連のある、もしくは、怖さの共通点がある絵画を中野自らがセレクトし計13曲の収録曲それぞれに合わせて13枚の絵画がブックレット内で紹介されます。それぞれの解説文は今回のコンピレーションのために書き下ろしたもので、視覚と聴覚から立体的に作品を見つめることができます。
●収録されるクラシックはどれも珠玉の演奏ばかり。知的好奇心をくすぐるだけでなく、音楽として一流の作品が集められ、これまでのクラシック・ファンも楽しめる一枚に仕上がっています。
●今回の作品は「怖い絵」シリーズの出版元である角川文庫とのコラボレーション作となり、同発売日に「大人のための『怖いクラシック』オペラ篇」が発売されることが決定。オペラなどのクラシック音楽の初心者へ、“音楽”と“本”の垣根を越えて芸術に興味があるすべての人に向けての入門編的作品となります。
★絵画はオルセー美術館所蔵のブグロー「ダンテとウェルギリウス」や、ウィーン美術史美術館所蔵のヴィンターハルター「エリザベート皇后」など、一流画家による至宝の作品を掲載!
収録曲
01. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
02. モーツァルト:歌劇《魔笛》 K.620 ~第2幕「地獄の復讐がこの胸にたぎる」(夜の女王のアリア)
クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ) 他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
03. シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810《死と乙女》 ~第2楽章
ハーゲン弦楽四重奏団
04. R.シュトラウス:歌劇《サロメ》作品54 ~「サロメの踊り」
シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:小澤征爾
05. ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 ~第3幕「愛の祝福が見守る喜びの部屋へ」(婚礼の合唱)
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮::サー・ゲオルグ・ショルティ
06 チャイコフスキー:バレエ《白鳥の湖》 作品20~第9曲「情景・終曲」
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
07. ヘンデル:《メサイア》 HWV56 ~第44曲「ハレルヤ」
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
08. ビゼー:歌劇《カルメン》~第2幕「皆さんに乾杯をお返し致します」(闘牛士の歌)
タティアナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)他、ジョン・オールディス合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
09. メンデルスゾーン:劇付随音楽《真夏の夜の夢》作品21~ 妖精の合唱「舌先さけたまだら蛇」
ジュディス・ブレーゲン(ソプラノ)、フローレンス・クイヴァー(アルト)、シカゴ交響合唱団、シカゴ交響楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
10. ヴェルディ:歌劇《椿姫》~第1幕「花から花へ」
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ 指揮:クラウディオ・アバド
11. プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》~「私のお父さん」
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、フェニーチェ歌劇場管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
12. オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》~第4幕「ホフマンの舟歌」
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ユゲット・トゥランジョー(メゾソプラノ)、スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
13. プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》~第2幕「ある晴れた日に」
レナータ・テバルディ(ソプラノ) サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:トゥリオ・セラフィン