現代を代表するアーティスト、メレディス・モンク80歳の誕生日を記念した13枚組CDボックスがリリース!
2022.11.18 TOPICS
11月20日に80歳の誕生日を迎える現代アーティスト、メレディス・モンクがこれまでのECM New Seriesから発表された全13枚のCDをまとめたボックス・セット『The Recordings』をリリースした。自身のアートについて語った商品紹介動画も公開されている。
モンクのECMデビュー作『Dormen Music』(1981)は、ECMが初めてシンガーをフロント・パーソンに迎えた記念すべき第一作目となる。
ボックスに収録されるのは、上記アルバムのほかに『Turtle Dreams』(1983)、『Do You Be』(1987)、『Book of Days』(1990)、『Facing North』(1992)、『ATLAS』(2CD)(1993)、『Volcano Songs』(1997)、『mercy』(2002)、『imparmanence』(2008)、『Songs of Ascention』(2011)、『Piano Songs』(2014)、『On Behalf of Nature』(2016)というヴァラエティに富んだ全12作品。
この美しいデザインのボックス・セットには、オリジナルのライナーノーツに加え、インタビューなど300ページに及ぶブックレットが封入。さらに、フランク・J・オテリによる紹介エッセイ「メレディス・モンクの世界」、メレディスの自伝的文章「魂の使者」、マンフレート・アイヒャーの序文や、一部は未発表の写真、プレス引用、アーカイヴ資料などもふんだんに掲載されている。
「メレディス・モンクは現代における真にオリジナルなアーティストの一人であり、彼女の録音を集めたこのエディションをECMで発表できることを誇りに思っている。ここに収録されたプロジェクトで彼女と一緒に仕事ができたことは、大きなインスピレーションであり、発見の航海であり、真の喜びであった。デビュー作『Dormen Music』から最新作『On Behalf of Nature』まで、メレディスのアンサンブルは、音楽のニーズの変化に応じて拡大・縮小してきた…しかし、『ATLAS』や『Songs of Ascention』のようにオーケストラの力を借りている場合でも、『Facing North』や『Piano Songs』など2人だけの場合でも、メレディスの芸術性は紛れもないものであった。ヘンリー・カウエル、ジョン・ケージ、ハリー・パーチといったアウトサイダーや独立思想家の仲間たちと同様に、彼女は独自の世界を作り上げ、その過程で現代音楽に対する認識を変えたのである。」 ‐ 序文
メレディス・モンク『ECM録音集』
Meredith Monk / The Recordings
2022年11月18日(金)リリース
輸入盤品番:485-5776
アンサンブル・メンバー&参加ミュージシャン:
Theo Bleckmann、Bruce Brubaker、Allison Easter、Julius Eastman、Robert Een、Ellen Fisher、Katie Geissinger、Ching Gonzalez、Andrea Goodman、Wayne Hankin、Bohdan Hilash、John Hollenbeck、Ursula Oppens、Allison Sniffin、Nurit TillsとCollin Walcott など
<プロフィール>
1942年11月20日、ニューヨーク生まれ。1981年からECMレコーディング・アーティストとして活動。
コンポーザー、シンガー、演出家、振付家、そして新しいオペラ、音楽劇、映画、インスタレーションのクリエイターであるメレディス・モンクは、最もユニークで影響力のある現代アーティストの一人として知られる。
現在「エクステンデッド・ヴォーカル・テクニック」や「学際的パフォーマンス」と呼ばれるもののパイオニアであり、モンクは、これらのイディオムの交差点で繁栄する作品を作り、新しい知覚のモードを発見し、織り成す。楽器としての声、それ自体が雄弁な言語としての声に対する彼女の画期的な探求は、作曲の境界を広げ、感情、エネルギー、記憶を掘り起こす音の風景を創り出す。