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ドイツ・グラモフォン創立125周年 Special Gala Concert
出演者プロフィール
映画やテレビ業界での活躍に加え、演奏会用の作品も数多く作曲しており、これまでに2曲の交響曲や、フルート、ヴァイオリオン、クラリネット、ヴィオラ、オーボエ、テューバのための協奏曲などを書いている。ボストン交響楽団の委嘱によるチェロ協奏曲は、1994年にタングルウッドでヨーヨー・マによって初演された。ほかにも、ニューヨーク・フィルハーモニックのために《The Five Sacred Trees》と題するファゴット協奏曲、クリーヴランド管弦楽団のためにトランペット協奏曲、シカゴ交響楽団のためにホルン協奏曲など、世界の一流オーケストラの委嘱作品を幾つも手がけている。米国議会図書館の桂冠詩人を務めたリタ・ダヴの詩を題材にした7曲で構成されるソプラノと管弦楽のための歌曲集《Seven for Luck》は、1998年にタングルウッドでボストン交響楽団が初演。ボストン交響楽団は、2009/2010年シーズンのオープニング・コンサートでも、ジェームズ・レヴァインの指揮でウィリアムズのハープと管弦楽のための新しい協奏曲《On Willows and Birches》を初演している。2021年、ウィリアムズはタングルウッドで、アンネ=ゾフィー・ムターのために書いた自身2作目となるヴァイオリン協奏曲をボストン交響楽団とムターの独奏で初演している。
1980年1月、アーサー・フィードラーの後任として、ボストン・ポップス・オーケストラの第19代音楽監督に就任。実り多き14シーズンを務めたのち、1993年12月に退任して以降、現在はボストン・ポップス桂冠指揮者。また、タングルウッドでアーティスト・イン・レジデンスも務めている。
アメリカでもっともよく知られる、もっとも発言力のある芸術家のひとりであり、数々の重要な文化・記念イヴェントの音楽を作曲してきた。《Liberty Fanfare》は、1986年に自由の女神像の修復完成を記念して作曲。新しいミレニアムを祝い、スティーヴン・スピルバーグ監督による回顧的な映像作品『The Unfinished Journey』の付随音楽として書かれた《American Journey》は、1999年の大晦日にワシントンで開催された「America’s Millennium」コンサートで初演されている。管弦楽作品《Soundings》は、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールのこけら落しで演奏された。
スポーツ界では、1984年、1988年、1996年の夏季オリンピック大会、2002年の冬季オリンピック大会、スペシャルオリンピックスの1987年夏季世界大会で音楽を手がけたほか、2006年にはNBCの番組「Sunday Night Football」のテーマ音楽も作曲している。
これまでにハーバード大学、ジュリアード音楽院、ボストン・カレッジ、ノースイースタン大学、タフツ大学、ボストン大学、ニューイングランド音楽院、マサチューセッツ大学ボストン校、イーストマン音楽学校、オーバーリン音楽院、南カリフォルニア大学など、アメリカの22の大学から名誉学位を贈られている。
2009年、アメリカ政府が芸術家に贈る最高位の賞である国民芸術勲章を受賞。2020年、スペインの栄えあるアストゥリアス女公芸術賞と英国ロイヤル・フィルハーモニー協会のゴールド・メダルを受賞。2016年、作曲家として初めてアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI)の第44回Life Achievement Awardを受賞。2003年、オリンピック・ムーブメントへの貢献により、国際オリンピック委員会(IOC)の最高位の勲章であるオリンピック・オーダーを受章。パサディナで開催された2004年ローズ・パレードでグランド・マーシャルを務め、同年12月にケネディ・センター名誉賞を受賞。2018年、全米レコーディング芸術科学アカデミーのグラミー賞 特別功労理事会賞を受賞。
2009年にアメリカ芸術科学アカデミーの会員となり、同年1月にバラク・オバマ大統領の最初の就任式のために《Air and Simple Gifts》を作曲/編曲。英国のエリザベス2世女王陛下が生前承認した最後の叙勲のひとつとして、名誉大英勲章KBEを授与されている。
セントルイス交響楽団音楽監督、ニューワールド交響楽団芸術監督。2023年よりオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者にも就任する。これまでにシュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団音楽監督、フィラデルフィア管弦楽団首席客演指揮者およびブリュッセル・フィルハーモニック首席指揮者を歴任。
卓越した質の高い演奏とプログラム構成で国際的に知られ、主要コンサートホールで世界一流のオーケストラやソリストと定期的に共演。母国フランスの音楽にとりわけ親しみが深く、21世紀音楽にも積極的に取り組む。
最近の出演および今後予定される出演は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(2020年ノーベル賞コンサートでも共演)、フランス国立管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニ管弦楽団等。これまでに数多くの世界一流ソロ・アーティストと共演を重ねている。2022年にはワシントン・ナショナル交響楽団との共演で、ジョン・ウィリアムズの90歳を祝う公式バースデー・ガラ・コンサートの指揮者を務めた。
オペラの分野では、2019年オランダ芸術祭の新演出による《ペレアスとメリザンド》でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団およびオランダ国立歌劇場を指揮しているほか、ロイヤル・オペラ・ハウス/コヴェント・ガーデン、パリ・オペラ座、グラインドボーン音楽祭、ミラノ・スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、サイトウ・キネン・フェスティバル松本 、バルセロナ・リセウ大劇場、ベルギー王立モネ劇場、ライン・ドイツ・オペ ラなどにも出演。
レコーディング・アーティストとしては、プーランク、ドビュッシー、ラヴェル、ルーセル、フランク、コネソンの作品の録音で高く評価されている。
ディアパソン・ドール年間最優秀賞を3度受賞し、グラモフォンのアーティスト・オブ・ザ・イヤー賞の国際クラシック音楽賞の交響曲部門で受賞。最新盤はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのオネゲル《火刑台上のジャンヌ・ダルク》のライヴ録音、ブリュッセル・フィル ハーモニックとのギヨーム・コネソン作品を収めた2枚のアルバム(1枚目はディアパソン・ドール年間最優秀賞、セシリア賞、『クラシカ』誌のCHOC賞を受賞)など。2022年にはヘンスラー・クラシックよりシュトゥットガルト放送交響楽団とのラヴェル管弦楽作品全集ボックスがリリースされている。
パリ国立高等音楽院をプルミエ・プリを得て卒業し、キャリア初期にゲオルク・ショルティやジョルジュ・プレートル、小澤征爾と間近で仕事をし、ボストン交響楽団を指揮 してカーネギー・ホールにデビュー。
才能溢れるコミュニケーターおよび教育者であり、次世代の音楽家や聴き手の触発に意欲を傾け、ニューワールド交響楽団、タングルウッド・ミュージック・センター、コルバーン・スクール、EUユース管弦楽団、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストなどで定期的に若者と携わるプログラムに取り組んでいる。
1984年9月、偉大な教育者であった齋藤秀雄氏の没後10年に、彼の教え子であった指揮者小澤征爾の発案により、秋山和慶ら門下生100余名が、メモリアルコンサートを開催した。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)は、これが基礎となって生まれたオーケストラである。
1987年に第1回、1989年には第2回ヨーロッパ・ツアーが行われ、ウィーンやベルリンなどの音楽の都で「ウィーン・フィルやベルリン・フィルに並ぶ音を出す、小澤とともにやって来た驚異的なオーケストラ」と絶賛された。1990年には小澤征爾の指揮によってザルツブルク・フェスティバルを始めとするヨーロッパ各地のフェスティバルに招かれ、1991年ロンドン、デュッセルドルフ、アムステルダム、ニューヨークの世界ツアーを実施。1992年に長野県松本市をSKOの本拠地とした「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(旧サイトウ・キネン・フェスティバル松本)が開幕。以降、毎年世界から注目されるオペラ公演やコンサート公演を開催している。
SKOのメンバーは、ヨーロッパ、アメリカ、日本などの代表的なオーケストラの主要メンバー、ソリスト、室内楽奏者、教育者として世界中で活躍しており、国際的なコンクールの入賞者も多い。それぞれの音楽家が個性豊かな音楽性を持ちながらも、SKOへの参加を通じ、オザワ・スピリットとも言える音楽に対する姿勢、精神が培われ、まるで一つの生き物のようになる。その類稀なる特色は次世代の若手音楽家たちにも受け継がれ、このオーケストラは世界で際立った存在感を示している。
SKOは今まで数多くのレコーディング作品を発表しており、2016年には第58回グラミー賞最優秀オペラ録音賞(小澤征爾指揮/ラヴェル「子どもと魔法」他)を受賞した。2022年に、JAXA宇宙航空研究開発機構との共同企画「ONE EARTH MISSION」で、小澤征爾指揮のもと、史上初めて、国際宇宙ステーションにオーケストラの生演奏を届けた。