未だ感じたことのない新たな知的恐怖・・・大ベストセラー『怖い絵』シリーズ著者 中野京子監修・解説コンピレーション『怖いクラシック』リリース決定!角川文庫よりコラボ書籍も発売!
大ベストセラー『怖い絵』シリーズの著者であり、2017年に上野の森美術館と兵庫県立美術館で開催され68万人を動員した『怖い絵展』の監修を務めたドイツ文学者、西洋文化史家の中野京子が監修・解説を手がけるクラシック・コンピレーション・アルバム『怖いクラシック』が3月24日にリリースされる。
中野はこれまで多くの美術解説書を発刊しており、芸術作品を歴史的背景や人間関係から読み解く面白さを提唱した第一人者として知られているが、今作では絵画という枠を飛び越えクラシック音楽の裏に隠された「怖さ」を紐解いている。制作・作曲背景に怖い逸話が潜んでいるクラシックの名曲を中野が自ら選曲し、それぞれの楽曲の解説を封入ブックレット用に書き下ろした。また、より立体的に音楽を楽しむため、楽曲それぞれに対して、関連のある絵画が1枚ずつセレクト(★)され、それらの歴史的な繋がりや共通点を多面的に楽しむことができる仕掛けが施されている。
収録曲にはクラシック愛好家でなくとも一度は耳にしたことがある有名曲がラインナップされており、ヘルベルト・フォン・カラヤンや小澤征爾など一流の音楽家による珠玉の演奏となっている。本作の監修を務める上で中野は「著作で扱った絵画と関連性のあるクラシック音楽を、あれこれ考える作業はとても面白かった。」とコメント、選曲に関しては「私の好みからオペラが多くなったのはお許しいただきたい。また作品によっては、これのどこが絵と関係あるの?と不思議に思われるかもしれない。答えあわせはどうぞ解説をお読みください。」と語っている。
本作は角川文庫より3月25日に発売される「大人のための『怖いクラシック』オペラ編」とのコラボレーション作品で、書籍では「椿姫」「ホフマン物語」「カルメン」「蝶々夫人」など、コンピレーションでも取り上げたオペラ作品の楽しみ方や、原作の裏に秘められ物語や制作秘話などが綴られ、音楽ファンや『怖い絵』の絵画ファンも楽しめる内容となっている。
中野京子監修『怖いクラシック』
発売日:2021年3月24日 2021年4月14日
※発売日が変更になりました。
品番:UCCS-1294
価格:税込み ¥2,860 (SHM-CD)
▼ご予約はこちら
https://umj.lnk.to/kowai_classic
【収録曲】
01. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
02. モーツァルト:歌劇《魔笛》 K.620 ~第2幕「地獄の復讐がこの胸にたぎる」(夜の女王のアリア)
クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ) 他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
03. シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810《死と乙女》 ~第2楽章
ハーゲン弦楽四重奏団
04. R.シュトラウス:歌劇《サロメ》作品54 ~「サロメの踊り」
シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:小澤征爾
05. ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 ~第3幕「愛の祝福が見守る喜びの部屋へ」(婚礼の合唱)
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮::サー・ゲオルグ・ショルティ
06 チャイコフスキー:バレエ《白鳥の湖》 作品20~第9曲「情景・終曲」
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
07. ヘンデル:《メサイア》 HWV56 ~第44曲「ハレルヤ」
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
08. ビゼー:歌劇《カルメン》~第2幕「皆さんに乾杯をお返し致します」(闘牛士の歌)
タティアナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)他、ジョン・オールディス合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
09. メンデルスゾーン:劇付随音楽《真夏の夜の夢》作品21~ 妖精の合唱「舌先さけたまだら蛇」
ジュディス・ブレーゲン(ソプラノ)、フローレンス・クイヴァー(アルト)、シカゴ交響合唱団、シカゴ交響楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
10. ヴェルディ:歌劇《椿姫》~第1幕「花から花へ」
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ 指揮:クラウディオ・アバド
11. プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》~「私のお父さん」
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、フェニーチェ歌劇場管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
12. オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》~第4幕「ホフマンの舟歌」
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ユゲット・トゥランジョー(メゾソプラノ)、スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
13. プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》~第2幕「ある晴れた日に」
レナータ・テバルディ(ソプラノ) サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:トゥリオ・セラフィン
★絵画はオルセー美術館所蔵のブグロー「ダンテとウェルギリウス」や、ウィーン美術史美術館所蔵のヴィンターハルター「エリザベート皇后」など、一流画家による至宝の作品を掲載!
大人のための「怖いクラシック」 オペラ編
著者 中野京子
発売日:2021年03月24日
■中野京子 プロフィール
北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、西洋文化史家、翻訳家。オペラ、美術などに造詣が深く、新聞や雑誌に連載を持つ。歴史的背景から絵画を読み解く面白さを提唱し、著書「怖い絵」シリーズは大ベスト・セラーに。また2017年開催の「怖い絵」展を監修。全国で68万人を動員して「社会現象」となる。「名画で読み解く 王家 12の物語」、「危険な世界史」、「残酷な王と悲しみの王妃」、「名画の謎」、「運命の絵」など多数のシリーズ作を出版し、その独特な角度から捉える芸術解説に多くのファンを持つ。
■関連リンク
KADOKAWA公式サイト:https://www.kadokawa.co.jp/
中野京子公式ブログ「花つむひとの部屋」:https://blog.goo.ne.jp/hanatumi2006