HURRY GO ROUND
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作品情報
タイトル:HURRY GO ROUND
公開日:2018年5月26日(土)~
監督:石川 智徹 ナビゲーター:矢本 悠馬
出演:YOSHIKI / I.N.A. / 山崎洋一郎(ロッキング・オン・ジャパン編集長)/
ERIC WESTFALL(ロサンゼルス・レコーディングエンジニア)/ 松本裕士(株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション) 他
主題歌:「HURRY GO ROUND(hide vocal Take2)」
(UNIVERSAL J)
Ⓒ2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会 配給:KADOKAWA 企画・製作:UNIVERSAL CONNECT
hide 20th Memorial Project Film「HURRY GO ROUND」ティザー30秒
STORY
あの衝撃の日から20年。なぜ彼は時代を超えても生き続けるのか。その真実に迫った究極のドキュメンタリー。
1998年5月2日hide永眠(享年33歳)。
それは、突然の訃報だった。hideという存在はどれほどまでに大きかったのだろう。東京・築地本願寺にはおよそ5万人のファンが押し寄せ、急に訪れた永遠の別れを受け入れられず、泣き崩れ、絶叫する人々が後を絶たなかった。
あれから、20年…。神奈川県三浦市にあるhideの墓は綺麗に掃除され、沢山の花に囲まれている。ファンの想いは20年経った今でも色褪せていない。
そこに一人の俳優が墓参りに訪れる。「亡くなってから20年経っている墓には到底思えない」。そう呟いたのは俳優・矢本悠馬。
「hideの印象は?」と聞くと…「当時、ニュースで人気のあったミュージシャンが亡くなったというのを何となく覚えているぐらいですかね」。
それもそのはず、矢本は現在27歳 。hideが亡くなった1998年当時は小学1年生。もちろん、hideという名前は知っているし、楽曲も数曲知ってはいるが、ファンからするとhide初心者に間違いない。
そんな矢本が気になったのは、墓石に刻まれている事実上最期の楽曲とされる「HURRY GO ROUND」の歌詞。その文字を追うと、輪廻転生を表現する言葉にも見て取れる。hideはどうやって生きて、どうして亡くなってしまったのだろう。その心を胸に矢本悠馬のhideを知るドキュメンタリーはスタートする。
hideが生まれ育った横須賀を訪れ、若きhideに触れ、保管されている大量の映像を片っ端から観まくる。hideの印象を折り紙1枚1枚に記すにつれ、矢本はhideという存在に魅了されていく。
ある日、矢本はhideが亡くなる直前のスケジュールを手に入れると、亡くなる3ヶ月前に過ごしていたのはアメリカ・ロサンゼルスであったことを知る。しかしそのスケジュールに詳細は一切書かれていない…。そこにヒントがあると確信した矢本は渡米し、当時の足跡を追うことに。亡くなる3ヶ月前のhideは何を思い、どのように過ごしていたのか?
ロサンゼルスから帰国後、矢本は、亡くなる直前hideと対峙した人々に話を聞く。hideをよく知る人々が涙ながらに語る「亡くなる数時間前の後悔」とは?
全ての鍵が揃い、今、「HURRY GO ROUND」という謎の扉が開かれる。そこにはhideが語ることの無かったメッセージが存在している。
矢本悠馬 Yuma Yamoto
【コメント】
この作品に出演が決まった時に自分はhide さんについてほとんど無知の状態でした。
始めはワクワクと好奇心を踊らせていましたが、次第にそれはすぐ恐れ多い感覚になりました。
自分はこんなにも偉大な人物と対峙してるのかと。彼の人生や命と向き合い続けるには今の自分のエネルギーでは正直敵いませんでした。
亡くなられて20年、hide さんのエネルギーは消費し尽くされず、今の若い子たちにまで溢れて伝わっている。楽曲からは楽しくて楽しくて仕方がないというような、とてもピュアなものが胸に入ってくる感じでした。
その純度の高さが、いつまでも色褪せない、今聴いても古くない理由なのかなと。
この映画はhide さんと矢本悠馬が出会う映画でございます。
自分ごときが本当すみません。
自分はこの作品のおかげで大好きなミュージシャンが1人増えました。
作品中、嘘偽りなく感じたことを話しておりますゆえ、皆様がどう観て感じて頂けるのか今からハラハラしております。
そしてまだhide さんを知らない方はこの作品をきっかけに新世界へ踏み出すのもありですよ!
【プロフィール】
1990年生まれ。京都府出身。
2003年、映画『ぼくんち』で、演技未経験でありながら、スクリーンデビュー。2011年より大人計画に研究生として参加、2012年に同研究生らと「劇団こまつな」を旗揚げする2015年「ブスと野獣」で連続ドラマ初主演。ドラマでは「ごめんね青春!」(2014/TBS)が話題になり、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017)では、井伊直政の家臣・中野直之役を好演。
映画は『クローズEXPLODE』(2014)、『ちはやふる 上の句・下の句』(2016)、2017年の『破門 ふたりのヤクビョーガミ』『君の膵臓をたべたい』『トリガール!』『ポンチョに夜明けの風はらませて』など話題作に続々出演。本年2018年は、TBS系「賭ケグルイ」の木渡潤役で話題を呼び、NHK連続テレビ小説「半分、⻘い。」の出演も決まっている。今後は『ちはやふる 結び』(2018/3/17公開)、『海辺の週刊大衆』(2018年4月公開)のほか数本の映画公開が待機中。他、ドラマの方でも連続ドラマも決まっており目まぐるしい活躍を見せている。
石川智徹 Tomoaki Ishikawa
【コメント】
映画初監督の作品がまさかhideさんのドキュメンタリーになるとは想像もしていませんでした。
オフィシャルブック「Pinky Promise」、13回忌での撮影などいくつかお仕事させて頂く機会はありましたが、hideさんの生前にお仕事させて頂く機会が無かっただけではなく、お会いしたこともありません。ある意味「hide初心者」の僕がhideさんの映画の監督という大役をつとめるからには、hideさんのファンはもちろんのこと、hideさんを知らない世代の人達にも観てもらえるような映画にしたいという思いに強く駆られました。
hideさんをリアルに知らない時代に生まれ、hideさんをそんなに知らない人物がhideさんを知っていったらどんなことになるのだろう?ピッタリの人物が浮かびました。俳優・矢本悠馬くんです。
矢本くんは、僕がやっている音楽番組のMCをしてくれていて、人となりは何となく知っていました。俳優としてはもちろん、様々な映画やドラマでの存在感は誰しもが知っているところではありますが、音楽も幅広く聴いていたりしていて、性格もちょっとやんちゃで可愛らしく、純粋で、何事にも自分の考えを貫き通す強さもあって…もしかしたら、hideさんと似てる部分があるんじゃないのか?ということで面白い化学反応を期待し、オファーさせて頂きました。そんなhide初心者の俳優と監督が紡ぐドキュメンタリーですから、初めて知ることばかりでした。
hideさんの地元を巡ったり、映像を片っ端から観まくって、hideさんの格好良さを知り、いつしかファンになっていました。矢本くんは「俺も髪、ピンクにしてぇ!!」と悶絶してました(笑)
そんなhideさんを知るにつれ、今回、重要だと考えたのはhideさんの「生と死」です。
そのことについて、hideさんを知る様々な方々から大事なお話を伺いました。皆様涙ながらに真実を語って頂き、そこで色んなことを感じました。矢本くんともこのことについて沢山の話をしました。この映画は「HURRY GO ROUND」というタイトルですが、まさにhideさんが伝えたかったメッセージがそこに詰まっているのだと思っています。
今やhideファンの一人として、沢山の人にこの映画を観て頂きたいなと思っております。
【プロフィール】
1975年秋田県鹿角市生まれ。大学卒業後、バラエティ番組のアシスタントを経験し、2003年に独立。フリーランスで、バラエティ・ドキュメンタリー・CM・MVなど幅広いジャンルの演出家として活動し、2011年自ら株式会社サーティー・フレームを創設。
テレビ番組で、DREAMS COME TRUE、YOSHIKI(XJAPAN)、Perfume、高橋優などのアーテイストや、アートディレクター・佐藤可士和、漫画家・赤塚不二夫、スキージャンパー・高梨沙羅など、様々なジャンルのドキュメンタリーを担当したことにより映像業界で話題となる。
他にも、NHK青山ワンセグ開発セカンドシーズン優勝作品クレイアニメ「さきいか君」、TEAM NACSの西遊記 人形劇「モンキーパーマ」、hideオフィシャルブック「Pinky Promise」など、数多くの演出・プロデューサー・構成作家として活躍している。
株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション hideオフィシャルマネジメントオフィス 代表取締役
松本裕士 Hiroshi Matsumoto
【コメント】
この度、hideの映画というこのような機会をいただきまして、たくさんの方々に感謝致します。
今回、ドキュメンタリーということで色々な思い出の地を巡り、そして17年ぶりに制作活動の拠点であったロサンゼルスにも訪れることができました。
俳優・矢本さんのおかげでたくさんのhideの軌跡を一緒に回ることにより、改めて思い出すことも多く、懐かしくも嬉しい濃厚な時間となり、それを映像として記録することができました。
皆さん、今まで語ることのなかったこのhideの軌跡を、是非楽しんでいただければと思います。
【プロフィール】
1968年生まれ。神奈川県横須賀市出身。
hideの実弟であり、生前のパーソナル・マネージャーをつとめる。2005年まで横須賀市に設立されていたhide MUSEUM総支配人。hideが設立したマネージメントオフィス、株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役。
HURRY GO ROUND
Words & Music:hide
止めど無く溢れる
また いつかと同じ
繰り返す戯れ
蔦の葉密やかに
根を広げた頃に
目に映る景色は
音も無く過ぎ去る
何処か 彼方を目指し
過ぎた記憶 足蹴に
悲しい訳じゃなく
でも 嬉しくもない
束の間に意味など
知り得る術も無く
ただ 鮮やかさだけ
昨日に駆け抜けた
まるで 回るMerry-go-round
痛み忘れ巡り行く
まだ たどり着く場所
見当たらず進む
ただ 例えれば
実る果実の 芳しく眩い香りも
ひとつ 季節彩り
そっと 枯れ落ちたとて
蔦は絡まり 身は朽ち果てて
思い出の欠片 土に帰り
また 花となるでしょう
Like a merry-go-round & round
また 春に会いましょう
あの日見えなかった 愛でるべき花たち
今 日だまりの中 首かしげ
それでもやさしく 微笑んでいる
まわる まわる
こま切れの記憶の奥で 瞬く
涙も雨も 砂に呑み込まれて
急ぎ 廻れ 砕けても
果敢無く散るが故にも
今を待たずに
まわれ Hurry merry-go-round
生き溺れても
また 春に会いましょう
春に会いましょう
春に会いましょう
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