新作『ショパン:ピアノ協奏曲第2番、スケルツォ』発売決定!
2015年第15回ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者で、日本でも人気の韓国出身のピアニスト、チョ・ソンジンのアルバム『ショパン:ピアノ協奏曲第2番、スケルツォ』が8月27日(金)に発売されることが決定、アルバムから〈スケルツォ第2番〉が先行公開された。
「ピアノ協奏曲第2番」の共演は、ジャナンドレア・ノセダ指揮ロンドン交響楽団が務め、既発売の「ピアノ協奏曲第1番」と同じ顔触れとなった。
ショパン・コンクールの実況録音盤でCDデビューを果たし、続いて『ピアノ協奏曲第1番、バラード集』のスタジオ録音をリリースして以来、5年振りのショパン・アルバム。ショパン・コンクール優勝者として周囲からショパンを期待されるからこそ、 かえって“ショパン弾き”のレッテルを貼られたくないという気持ちもあり、あえてショパンを避け、レパートリーの開拓には慎重に取り組んできた。
2018年、BBCプロムス・デビューでのノセダとのショパンのピアノ協奏曲第2番の演奏が、「感傷に流されない」「真の安定と洗練のソリスト」とオブザーバー紙に絶賛されるなど、5年以上にわたるノセダやロンドン交響楽団との実り多い共演を続けてきたことで、遂に機が熟しこの度録音を行うこととなった。
「ピアノ協奏曲第2番」は、若きショパンが満を持して作曲した最初の大作で、随所に創意が凝らされ、片思いの初恋の想いを込めた第2楽章が有名な非常にロマンティックな作品。一方、4曲のスケルツォはショパンの全創作の中でも、その激しさや深刻な曲調において非常に際立った世界を形作っている。
チョ・ソンジンはショパンについて「ショパンの音楽は非常に誠実で、彼の情緒的な個性を反映しており、彼はそれを聴衆と世界に伝えることを恐れませんでした」と述べ、その演奏については、「音楽の情熱とドラマ、繊細さと脆さの数々の瞬間の間に理想的なバランスを見つけなければなりません」と語っている。
『ショパン:ピアノ協奏曲第2番、スケルツォ』
2021年8月27日発売
UCCG-45021 定価¥3,080
<収録曲>
スケルツォ
第1番 短調 作品20
第2番 変ロ短調 作品31
第3番 嬰ハ短調 作品39
第4番 ホ長調 作品54
ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
チョ・ソンジン(ピアノ)
ジャナンドレア・ノセダ指揮 ロンドン交響楽団
録音:2021年3月 ロンドン(協奏曲)、ハンブルク(スケルツォ)